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夜になり、また良守と一緒に妖を追いかける
「結!!」
ﾌﾟﾁｯ
「あっ!!」
『ちぎれた』
「おおっ!?」
結界から出た部分をちぎった妖を、限くんが仕留めた
「ヘタクソ」
「んなーーーー！てめえ！それは俺の獲物なんだよ！
横取りしてんじゃねーぞコラ!!」
「…知るか。先に仕留めたもん勝ちだ。俺は頭部を押さえた。しかも…よく見ろ、俺の仕留め多分の方が長いだろう」
「うるせえ!! つーか俺の結界に乗んな!! 滅！あ、逃げんなこら！」
『元気だねぇ』
「うるさいくらいだよ…」
時音ちゃんの後ろから妖が現れた途端に、限くんが仕留めてくれた
「おい志々尾。時音に片付けばっかさせてんじゃねーよ」
「……俺は、お前らみたいな術は使えない」
「そういうこと言ってんじゃねーんだよ」
『なんか喋ってるね』
「放っときなよ…。最近雑魚ばっかり増えてきてるわねぇ…」
『そーだね…』
妖を仕留めて、良守の隣に結界を張って飛び移る
「獲物を譲り合えとでも言うのか？くだらん」
「お前の態度は
「…そんな、つもりはない…。だが…どう思うかはあの女の問題だ
お前がどうこう言うことじゃない」
「んだあーーーーその態度!?
てめえ、俺だけならともかく時音と守香にそんな態度とり続けてみろ、俺の必殺チョップが…」
「何故、あの女のことをそんなに気にする？
墨村と雪村は対立関係にあると聞いたが…違うのか？」
「な、う、うるさい！」
「……？」
『まあ、お年頃っていう感じだね』
「お年頃…」
頬を染めてそっぽをむき、行ってしまう良守を見送る
ー翌日ー
『あんた、暇なわけ？』
「…そんなわけない」
サボりスポットに行けば、限くんがいた
特に話すこともなく、腰を下ろして寝そべる
「あいつさ、あの女のこと好きなのか？」
『おおっ!!?』
いきなりの核心に、心臓が思い切り跳ねた
「だから雪村の…」
『さ、さぁね』
「わからんな…なんであんな女…」
『あんな女とは…』
「何故怒る…」
『……………』
限くんに言われ、目を逸らす
「女なんて…うるさいだけだと思うがなぁ…」
『それ、私に言ってる？』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年10月14日 17時
