ヒーロー科と結界師2 (ページ15)

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11話狂い桜ページ15

「フザけんじゃねえぞ、このくそばばあーーーー!!」

ﾊﾞｼｬｧﾝ

『朝っぱらからうるさい!!』

2人「ぬおっ!?」

良守とおじいちゃんの脳天に結界を振り下ろす

『朝からすみません』

「いいんですよ、オホホホホ」

『ほら、さっさとする！朝の早くからご近所に迷惑でしょ!!』

無理やり2人の背中を押しながら、時音ちゃんのおばあさんに頭を下げながら家に入る

脱衣所でせかせかと2人の服を用意する

「ヘァクショーーーーーーイ!!」

「クシャミまでうるせえんだよ、くそじじい!!」

「お前が事を大きくしたせいで、全身ずぶ濡れじゃ。バカタレ!!」

『朝からァ』

2人「(ﾋﾞｸｯ」

『お元気ねェ、お二人さん(ﾆｺｯ』

その後、2人の男の悲鳴が響き渡った

(出たわね、守香の天誅)

『ったく…さっさと着替える！』

「お、おう…」

タオルで頭を拭く良守

『おじいちゃん』

「なんじゃ」

『裏会ってなんなの？』

「あ、それ俺も気になってた」

『悪の軍団かなんか？』

「なんじゃいそりゃ…」

あれ、そうじゃないの

『いや、なんか悪そうな人たちだったし…』

「…まぁ、“夜行”はああいう血気盛んな連中が多いからな…。裏会っちゅーのはそうじゃな、いわば…異能者の異能者による異能者のための自治組織…」

「……全然わかんないんだけど…」

「やっとることは大きく分けりゃ、地域ごとの異能者の取りまとめと闇の事件の取り扱いの２つじゃな」

『闇の事件て、妖とか？』

「まーーー。それだけでもないし事件とも限らんかな
その昔、今より闇が深かった時代には不思議なことも多く起こった
そう言った事柄に組織的に対処できるよう、異能者を中心に地域で自発的に作られた集団が、「裏会」の大元じゃ
今では各地域のとの連携もあり、総本部も置かれ、ある程度全国的に統括されとる」

「ふーん、じゃ敵ってわけじゃねーの？」

「お前らも、裏会の名簿にゃ登録されとるぞ」

2人「え、そうなの!?」

「所属はせんまでも、存在がわかっとる異能者は台帳に記録されるんじゃ

今じゃ妖も少なくなってきたから、異能者の取りまとめの方が大変らしい」