ヒーロー科と結界師2 (ページ45)

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「単純なんだよ、A組」

と、爆豪くんの頭に巻かれていたハチマキがとられた

「んだてめェ、返せ殺すぞ!!」

「やられた！」

「ミッドナイトが“第一種目”と言った時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない？」

と、長ったらしい説明をする

「クラスぐるみか…！」

「まあ全員の総意ってわけじゃないけど、いい案だろ？
“人参ぶら下げた馬”みたいに、仮初の頂点を狙うよりさ」

(あ)

「あ、あとついでに君有名人だよね？
「ヘドロ事件」の被害者！今度参考に聞かせてよ
年に一度敵に狙われる気持ちってのをさ」

『瀬呂くん、切島くん』

2人「なんだ？」

『荒れるよ、今から』

さっき、ブチッてなんか聞こえたし…

「切島……予定変更だ。デクの前に、こいつら全員殺そう…!!」

『邪気だ!!』

さらに挑発され、爆豪くんは爆破を起こした

「っし進め、切島…!! 俺は今…すこぶる冷静だ…!!!」

「頼むぞ、マジで」

BOM

「ははは…へえ！すごい！いい“個性”だね！」

「俺の…!!」

「爆豪、おめーもだだかぶりか!!」

「くそが!!!」

爆豪くんの右の大振りで、倒したと思えば全然違う

「僕の方が良いけどさ」

「んなああー！俺の!? またかぶっ…」

『違う、コピーしてる』

「正解！まぁ、バカでもわかるよね」

と、何かが飛んでくる

慌てて結界を張り、その何かから逃れる

「な、なんだ!?」

『多分ボンドが何か。待ってね、横に逃げれるようにするから』

外のボンドを滅していく

「あ、怒らないでね。煽ったのはキミだろ？
ホラ…宣誓でなんて言ったっけ…恥ずかしいやつ…えー…まぁいいや、お疲れ！」

あーあ、これは…

「1位だ…ただの1位じゃねえ
俺が奪るのは、完膚なきまでの1位だ…!!」

ま、そうなるよね

「待てえええ!! 待てって!!」

「勝手すなぁあ、爆豪!!!」

『(ﾊﾞｯ!!』