ヒーロー科と結界師2 (ページ12)

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だいぶサイズがコンパクトになった…

なら、囲めるか？

『方囲！定礎！』

ﾊﾞｼｭｯ

『!?』

「速い!!」

真上に飛んだ鬼は、校舎の金具に掴まった

「すばらしい」

そこから飛び降りると、どこかへものすごいスピードで走っていく

追いかけていけば、学校を壊していく

「すばらしい…これがおれか…おれなのか…」

そして、私たちの前に飛び降りてくる

「１つ確認したい。お前たちがここの番人か？」

「…………そうだけど？」

「まったくこの土地はすばらしいな…。力を試す相手まで用意してある」

そして、拳を向けてくると同時に結界を張る

「ヨキ！あの岩を使いなさい!!」

と、鬼が持ってきた大きな岩

これぐらい

ｸﾞﾆ

『な…！』

「守香!!」

ﾄﾞｫｫﾝ

結界が、溶けた

良守のおかげでなんとか潰されずに済んだ

「なるほど、呪力除けか…だが…つまらんな
こんな小細工は、弱い奴が使うもんだ…そうだろう？」

『良守』

「おう」

「お前らもだ。防戦一方のつもりか？」

「フン。お前こそまた、自分の力で俺たちの結界破れてないぜ」

『やってみろよ、その力で』

「…いいだろう…」

鬼は結界を殴りまくってくる

奴の速さでは囲う隙がない…

なら…！

『良守！』

「結!!」

今しかない!!

鬼の全体を囲うようにして結界を張り、2人で外に出る

「おっと、動くなよ。下手すると首とぶぜ」

『さーあ。大人しく、私たちの言うこと聞いてもらおうか』

「ク…クック…面白い…。面白いぞ、小娘、小僧!!」

と、結界の中から殴り出す

「この程度の結界、破れぬと思うか!?
おれに…そうだ…このおれに!! 力を…もっと力を!!」

さらに変形した！

ﾌﾞﾂ

ﾎﾞﾄ

「え!?」

『腕が…。進化が急激すぎたんだ…。体の方がもたなくなったんだ』