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「エレーラ」
「？」
「お前が世間の噂通り、兵器の悪用をしようとする「悪魔」じゃねェとわかった
…何も、船大工が代々受け継いできたものは、“兵器の造り方”なんかじゃねェんだ!!!」
『……………』
「なァ、ナビア……。ファレさんやアイスバーグが命がけで守って来たものは、もし…!!
古代兵器がお前みてェなバカの手に渡り、暴れ出した時…もう一つ兵器を生み出し、その独走を阻止してくれという“設計者の願い”だ!!!
エレーラを利用できれば確かに兵器を呼び起こせる!!
危険な女だ、だがこいつにはその身を守ってくれる仲間がいる!!! だからおれァ、“賭け”をする
おれが今、この状況で“設計者”の想いをくんでやれる方法があるとすりゃあ、一つだ」
「ぐだぐだ言ってねェで、早く渡せ!!!」
「申し子ォ〜〜〜〜!!!」
『！』
テレーム？
「てめェは、コレを…どうする？」
『！………………………。………………(ﾆｨｯ！
燃やせ!!!』
「おうよ!!!」
ﾎﾞｵｫｯ!!!
設計図を燃やしたテレーム
「“抵抗勢力”を造るために残された設計図が、お前ら政府に狙われた…!!
本来、こんなもんは人知れずあるもので明るみに出た時点で消さなきゃならねェんだ!!!
だが、これで“兵器”に対抗する力は失くなった!!
エレーラがこのままお前らの手に落ちれば“絶望”だ!!!
そして、申し子たちが勝てば!! お前らに残さられるもんは、何ひとつねェってことだ!!! おれはあいつらの勝利に賭けた!!!」
『やるじゃん、あいつ』
あれ
「来たか…」
「飛び込め」
『？』
「海列車だ」
勝己くんに腕を引かれ、滝の方へ落ちた
『はははっ！海列車〜〜〜〜!!!』
ﾄﾞｶｧ…ﾝ!!!
壁を突き破り、エレーラたちがいる建物の中に突っ込んだ
「もっと他になんかなかったのかよ…」
「でも、最短でいいと思うよ」
「お前ら…本気で世界政府にケンカ売ったな…」
「なんで俺たちがこんなことに…!!」
「海波ィ、裸になって詫びろ……!!!」
『あァ!!?』
「「ごべんなざい」」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
