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「お前とルフィ、レンにゃあ立派な海兵になってもらいたかったがのう
海兵どころか、大変なコロツキになり、新しい命を授かったと知って見にきたと思えば立派にヒーローをしおって………!!」
「……………」
「ああ。そういや、レン…新しい仲間を見つけたらしいのう…。あの子にゃ、人並みの幸せを感じて欲しかった…」
「………レンは、おれがいなくても幸せさ…
それに、何度も言うが迷惑なことにおれもルフィもレンも、世界的大犯罪者の血を引いてんだ…。海兵になんてなれるわけねェ…………
だけど、おれは“
なんの記憶も…なんの恩もねェからな…」
「まァ…。そうじゃろうが…。あいつはあいつでなァ………」
「だからよ………ジジイ」
「！」
「おれの親父も、レンの“今の”オヤジは…………“白ひげ”1人だ…!!!!」
「…………レンは、“白ひげ”のことを、知っておるのか？」
「いや、話してねェ…!!!
話したらあいつは…追いかけてっちまう…追いかけて最後にゃ謝っちまうだろうな…………
救えない命だった、救えたはずの命だったおれとオヤジの命を、あいつは救えなかったことに後悔してやがったからな…」
「そうか…………。こっちでは、ヒーローになろうとしておるのか…」
「………………レンは、ヒーローになっても、あいつはもう根っからの海賊だ
どう足掻こうと、この世界にとどまってヒーローになり続けるなんて無理に決まってる
いつか元の世界の戻って、あいつはあいつの自由を目指すはずだ…命が終わる、その時までな…………」
エースが言うと、「わしは」とガープが口を動かす
「新しい道を歩き出したお前と、違う道があると知ったレンを見るのが幸せじゃった…
海賊ではなく、「ヒーロー」という仕事に就いたお前を見たときは本当に嬉しかった…
レンもそんなお前の後を追う様にしてヒーローを目指してると聞いたときは、さすがに驚いたが…それでもわしの孫に変わりはせん…………!!!
孫の成長を素直に喜ばんじじいはおらんからなァ…。じゃが、あの子が背負う重荷はもう膨らみすぎた…
ここでも、あの子は生きづらくなってしまう……」
「そんなこと、おれがさせねェ…!!」
「！」
「あいつは、おれの妹だから…………!!!」
「そうじゃったな…。お前の大切な妹に変わりはせんな…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
