139話 大監獄 ページ40
「条件は電伝虫にて話した通りじゃ」
「乗るのはお前とそのヘビだけだな。“大監獄 ティントダウン”へ立ち寄りたいという話なら、
本来、「ブラックリスト」とて海賊は一切近づけてはならん場所だ
今回は特例。時間もない、長居はできんぞ」
なんとか、海軍の軍艦に乗り込むことに成功し、船は世界一の“海底大監獄 ティントダウン”へと向かうことになった
NOside 海軍本部
「リゼルガ元帥!! 「女帝ボア・ハンコック」、ついに折れた様で今こちらに向かっているそうです!!」
「やっとか…。間に合えばいいが…あの女は強いぞ………!!
これで“ブラックリスト”は6人…後1人…。監獄へ行った“あいつ”はどうだ。そろそろ頭は冷えたか？」
「いえ…。未だ戦いに断固反対の様で…!!
“ブラックリスト”の称号剥奪も覚悟の上だと……」
「最も協力的に参加してくれるものと踏んでいたが、ここへ来て大暴れとは…。ジンベエめ………!!!」
「報告します!! 元帥殿!!
シャンディア諸島の件で、イゼロ殿が腹いせに捕らえた海賊500名、現在ティントダウンでは書類を作り兼ねると…」
「労働に回しておけ!!
今、“白ひげ”の問題以外の話は私に持ってくるな。「大将」たちに処理させろ、ガープはどうした!!?」
「ガープ中将なら、先ほど…。ティントダウンへ向かわれましたが」
「何をしとるんだあの男は、この事態に!! 自由人め…!!」
「リゼルガ元帥!! 一大事であります!! “白ひげ”に動きが!!」
「きたか…。監視船の報告だな!? ここへつなげ、直接聞こう」
「いえ…それが、“白ひげ”の本戦モビー・ディック号の動きを監視していた海軍船、全23隻………!!
つい先ほど、一切通信が途絶えました…………!!」
「なんだと…………!? やられた…!! もう動き出していたのか!!! どこで狙って来るかもわからんな。エースを収容している内は、ティントダウンでの決戦もありうると皆に伝えておけ!!」
「「はっ!!!」
ーティントダウンー
「こちらです、ガープ中将…。お気をつけて」
「ああ。……………。おーおー無惨な姿に…。息はあるか、エース…」
「ハァ…ハァ…。ジジイ」
ーーーーー
ーーー
ー
「「殺せ」じゃと…？
躍起になるな、バカモン…!! もはや、何をしようとも無駄じゃ…。…今更、お前が死んだところで“白ひげ”や“レン”が止まることはない…。もう誰にも止められん…………!! わしらは、“海の王者”を、怒らせたんじゃ」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
