130話 生ぎたいっ ページ4
『よし、そこで待ってて!! 遠いけど飛んでみるから!!!』
「待って!!!!」
足に力を込めて飛び上がろうとした時、エレーラが止めて来た
「何度も言ったわ、私は…!! あなたの元へは戻らない!!!
帰って!!!! 私はもうあなたの顔も見たくないのに!!!!
どうして救けにしたりするの!!?
私がいつそうしてと頼んだの!!? 私はもう…死にたいのよ!!!!」
『!!?』
あーあ、出て来たよ…
『死にたい？』
「そうよ!!!」
ったく…
『エレーラ!!! 死ぬなんて、何言ってんの。あんた』
「!!?」
ﾎﾞｶｧ…ﾝ!!
『あのねェ!! エレーラっ!!!
私たち、もうここまで来ちゃったんだから!!!
とにかく救けるからね!!! それでねェ、それでも…まだ死にたかったら、そしたらその時死ねばいい!!』
続々とみんなが集まって来た
『頼むからさ、エレーラ…!!!
死ぬとか何とか…何言っても構わないから!!!
そういうことはあんた…私のそばで言え!!!!』
「そうだぞ、エレーラさん!!!」
「エレーラさん、帰って来てーーーーーー!!!」
『あとは、私たちに任せろ!!!』
.
『跳ね橋？』
「ああ。今、テレーム一家が奮闘中だ」
「てめぇが先走ってこんな屋上にいやがるから、俺たちもここに集合するしかねぇんだろ」
『ふーん…。跳ね橋なくても、飛び越えれる』
「「お前はそうでも俺/私たちが無理なんだよ!!!」」
すると、CP9の長官がなんか叫び出した
「このタコヒーロー団!!
お前らが粋がったところで、結局何も変わらねェと思い知れ!!!
この殺し屋集団「CP9」の強さ然り!!
人の力じゃ開かねェ“正義の門”の重み然り!!!
何より今のおれにはこの「ゴールデン電伝虫」を使い、「バスターコール」をかける権限がある!!!」
『!!!』
「そうさ、ちょうど…。20年前、貴様の故郷を消し去った力だエレーラ!!!
“ロトム”とい文字は…翌年の地図から消えてたっけなァ…」
「エレーラさんの故郷!!?」
「あんな奴ら、すぐに倒してぇ!!!」
“私には、行く当ても帰る場所もないの”
『……………』
「やめて!!!! それだけはっ!!!」
「ウ〜〜〜〜う、いい反応だぜ」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
