現海賊は現在ヒーロー科15 (ページ30)

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137話少女VSB組ページ30

レンside

自陣の中に入り、開始の合図を待つ

『さァて、どうするか…』

ぺろっと舌舐めずりをするや否や、合図が鳴る

『まずは、自陣の辺りを把握しておこう』

トントンと次から次へと足を向けていく

何も仕掛けてこない

んじゃ、こっちも敵なら…

『暴れさせてもらいましょうか』

さァ、私の居場所がわかるかな？

ヒーロー科、1年B組

緑谷side

「お、おい海波…何してんだ？」

「高速移動しては、物音立ててるよね」

「何をしてるんだ、レンちゃん」

「B組には、聴力の利く“個性”持ちがいるのを海波は知ってるからだろう」

「つまり、音を出してかく乱させてる？」

「そういうことだな」

「でも、それなら取陰さんも」

「まぁ、取陰もだが…海波のその身体能力は」

「次元を超えすぎている」

レンside

かく乱させつつ、相手がどこにいるのか覇気で探る

どこで音出してようが、どこに隠れてようが

底上げした見聞色の覇気なら

どこに誰がいて、どんな奴か、もう丸裸に見える

「円場!!!」

『ごめんねェ？ちょっと痛いんだけどさ』

ｺﾞｯ!!!

「悪い、塩崎」

「大丈夫ですか？」

「ああ!!!」

『あーあ、回収されちゃった』

とりあえず、距離保つか

あの庄田って子には、あんまり近づいたらヤバそうだし

なら

『一気に叩くべきか…ネチネチしていくか…』

「何やってんだ、あいつ…」

「今だ!!」

『んー、やっぱりどんでん返しのネチネチでいくか』

円場くんと骨抜くんの攻撃を避けると、1番機動力のありそうな塩崎さんの肩を掴む

「塩崎!!?」

『はァい♡』

ｺﾞｯ!!!

「頭突き!!?」

「マジか!!!」

「石頭!?」

『1人ゲット』

気絶した彼女を背負い、その場から離れて牢獄へ入れにいく

さすがに、思いっきりの頭突きはないかなァと思い直し氷を当てる

『焦凍にもらっておいてよかった』

さァて、次はどうするかな