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『…………』
「決めるのは、今その船の船長である申し子が決めるべきだ」
「「…!!」」
「申し子、どうするんだ？」
『……………』
“お前がおれに、勝てるわけないだろうが!!!”
“メリー〜〜〜〜!!!”
『サニー号と、お別れしよう』
「「……………!!!!」」
ーーーーー
ーーー
ー
『じゃあ、みんないい？』
「うん」
「ああ」
小さな船に乗り込み、みんなでサニー号の最後を見る
『サニー。海底は暗くて淋しいからね。私たちが見届ける!!』
火をつけると、サニーから離れる
『長い間…私たちを乗せてくれてありがとう、サニー号』
本当の決別のように
向こうの世界のサニー号は、シャボンディにいるのに
まるで、もう会えないような
“ごめんね”
『え』
“もっとキミを、遠くまで運んであげたかった………”
“………ごめんね、もっとずっと一緒に冒険したかった…。だけどぼくは”
『メリー!!! ごめんって言うなら、私たちの方だよ!!!』
「メリー？」
(あの船が、まさか………!?)
サニー号を連れてきてくれたのは
『ルフィ、舵ヘタだから、メリーを氷山にぶつけたり!!!
帆も破ったこともあるし、ゾロもサンジもバカだから色んなもの壊すし!!
そのたんび、ウソップが直すんだけどヘタクソで!!!
あの時も言ったけど、ごめんって言うなら…』
“だけどぼくは、幸せだった”
“今まで大切にしてくれて、どうもありがとう
ぼくは、本当に、幸せだった”
『メリー〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』
ーーーーー
ーーー
ー
「メリーってのは、確か前の船だったな」
『うん。私たちのピンチを何度も何度も救ってくれた
いい仲間だった』
「そうか」
『メリーも、サニーも、船の仕事をまっとうしてくれた…。これからは、私が頑張らなきゃいけないな』
「今回のことは、みんな怒ってるんだからね？」
『ははは、ごめんごめん』
「まぁ、これで海波はいつ世界政府やらにしょっ引かれてもおかしくねぇな」
『うわ、生徒見捨てた』
「最初からだ」
『え、ひどい』
「「はははははは」」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
