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“ホラ”
“これは？”
“スープとパン。他にもあるから、お腹いっぱい食べてね”
“いいの…？もらっても。彼らのご飯じゃないの？”
“ん？ああ、いいのいいの。エレーラのために作ったんだから。味は保証するよ。私の船のコックさんの味付けだから”
“レンちゃんのご飯はすごくおいしいんです。僕も保証しますよ。ね、かっちゃん”
“フン。まずいっつったら、殺す”
“ちょっと”
“エレーラさん、ここの歴史ってどういうことなのか教えてもらってもいいですか？”
“いいわよ。じゃあ、どこがまずわからない？”
“えっと”
“あ、上鳴。あんた何してんの？”
“歴史教えてもらってる”
“え、アホなあんたが？”
“耳郎、お前ひどくね？”
“ふふふふ…”
そんな事ない…
「ハハ…!! 泣くほど不幸だったか」
不幸なんかじゃない
“エレーラ、大丈夫。私があんたの安眠は守るからさ”
“おいしいでしょ？うちの船のコック、必ず言うの。「クソうまいだろ？」って”
“エレーラ、歴史ってすごいよね”
「20年前…お前の首に賞金を懸けたのは、おれの親父だ!!! 世界平和のためにな!!! そして20年経った今……!!
息子のおれがそのたった1人の生き残りを狩り…!!
ロトムの戦いは幕を閉じる!! ロトムは敗けたんだ!!!」
「まだ私が生きてる!!!」
「そのお前が死ぬんだろうがよ!!!」
その時、階段が爆発した
私を助けにきてくれた、テレームだった
「急ぐぞ!!!」
「あう!!」
言葉にならない…………!!
悔しくて、涙が止まらない
「よく見ておけ!! この一歩こそ、歴史に刻まれる英雄の!!! 第一…。ポガバ!!!」
「!!?」
な、に？
私を避けて、海兵、政府の人間をどんどんぶっ飛ばしていく何か
「司法の塔のてっぺんに…!!!」
「シフォンくん…!!!」
シフォンくんが狙撃している間に、私は立ち上がって走っていく
「エレーラが逃げます!!!」
「逃すな!! 撃っていい!! 殺さねェ程度に、撃ち殺せ!!!」
「!!」
ｶﾞｷｷｷｷｷｷｷﾝ
「んな!!!」
「ええ!!?」
「なんだ!!? こいつはァ〜〜〜〜!!?」
「…あなた」
「丈夫なのよ、鉄だから」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月26日 20時
