現海賊は現在ヒーロー科15 (ページ1)

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129話死ぬまで!!! ページ1

『リミット…か』

そんなの、今更だった

けど、これが最後のチャンス

海列車に乗り込み、ケニエル・ズローに侵入した

アイスのおじさんに、無事で帰ってこいと伝言をもらって

「船で来た方が良かったんじゃないのか？」

『サニーはもう、走れない』

アイスのおじさんは、メリー号の時と同じようにサニーはもう走れないと言った

そりゃそうだ

満足にちゃんと修理もしてやれなかった

私の落ち度だ

『帰ってからサニーを弔おう』

感謝を述べて…

ケニエル・ズローに1人で侵入すると、広場に多くの海兵と政府の人間がいる

「おい、“悪の申し子”…。仲間は何十人連れて来たんだ？」

「ケニエル・ズローの兵力は、“1万”だぞ!!!」

『ああ…私は1人だよ。道を開けて!!!!』

爆豪side

先へ先へと突っ走っていくレン

「おい!!! 海波の奴、なんであんなに………!?」

「いいから、追いかけんぞ!!!」

「お前ら、政府に喧嘩売ってどうするんだ」

「イレイザーヘッド!!」

「そういう問題じゃなくて…」

まぁ、今更だな

「仲間助けに行くだけで、政府なんか関係ねえ」

「爆豪…」

「レンは…そういう奴だ。ヒーロー以前に、海賊は仲間を守る…。あいつは、そういう奴だ」

NOside

「“大将ゼロ”より、吉報が届いた。あのエレーラが共にいた海賊が、雄英にいると!!」

「ゼロは、なぜあなたに「バスターコール」の権限を………？」

「んん??」

ﾊﾞｷｨﾝ

「このおれに質問をするなァ!!! 無礼者めがァ!!!」

「アアッ!!!」

頬を殴られたエレーラ…

エレーラを殴ったのはCP9の長官ナビア

「悪魔の土地ロトムの忌まわしき血族め!!
貴様の存在価値など、おれが見出してやらねば“無”に等しいものだったんだ!!! おれには充分感謝するんだな!!!
なお、この先お前は幾度も死んだ方がマシだと思うほどの苦しみを味わうことになるが…覚悟しておけ…。痛めつけて……………!! 利用して………!! 海へ捨ててやる!!!
お前の存在はそれほど罪深い!!!
ああ、そういえば………。さっき、そんなくだらねェお前を取り返しに来たバカがいたなァ」

「!!?」