現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ6)

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慌てて樽を３つ持って逃げる

『なんで海軍がまだいるんだ!!?』

「知るかよ、とにかく逃げろっ!!!」

『おい、みんな!!! 海軍が来たぞォ!!!』

「「お前らが連れてきたんだよっ!!!」」

みんなで走って逃げる

「まずいんじゃねぇのか!!? 町の中を走ると、アウターコードに見つかっちまう」

「もう手遅れだわ」

「じゃ、行こう!!」

「クロノシスのところ!! ミラウさん!!!」

出久くんが聞くと、「うん」と頷く

「あそこに…!! ワニの屋根の建物が見えるでしょ!?
あれがクロノシスの経営するカジノ、“ブルームディナーズ”!!」

「散った方がいいな」

「そうですわね」

『よしっ!! じゃあ、あとで…!!』

「“ワニの家”で会おうっ!!!」

全員が各方向にバラバラになって逃げて行く

『来てみろ、“ケムリン”ッ!!!』

「いい度胸だ……!!!」

うわーーーお

「いつまでも逃げ切れると思うな!!! “白蔓(ホワイト・バイン)”!!!」

『うげっ!!!』

ガシッと捕まえられ、仕方なく声を上げる

『どこ触ってんのよッ!!!』

と、叫んでから武装色の拳で殴りつけた

ケムリン…スモーカーからなんとか抜け出せた

『危ない!!』

「くっ…」

『“ワニの家”に!!!』

すぐに立ち上がり、走って行く

『おォ!! 行くぞ、みんな!!! 中に走れ!! 走れ!!!』

何人か集まっている“ワニの家”

『待ってろ!!! クロノシス～～～～っ!!!』

店内を駆け回り、VIPルームへと言われたのでそのまま扉を蹴破って走って行く

ｶﾞﾁｬﾝ…！

『こうみょうなわな(・・)だ』

「ああ、しょうがなかった」

「敵の思うツボじゃないか!! 避けられた罠だよ!!!」

「バカだろ、お前ら」

“おい、通路が分かれてるぞ!!!”

“VIPルームは左だぞ!!”

“いや待てよ。でも、おれたちは海賊じゃねェか!!
こっちだ!! うわーーーっ!! 床が抜けた!! 落とし穴だァ!!!”

『避けられた罠だった』

「今更かぁ!!!」

「それよりよォ、おれ、さっきから力が抜けて…」

「腹減ったのか」

「気楽だな」