現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ38)

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126話闇を纏う女ページ38

「轟…。もう見てたか…！」

「ふざけんな…」

『エンデヴァー…』

《適当なこと言うなや!!
どこ見て喋りよっとやテレビ！あれ見ろや
まだ炎が上がっとるやろうが、見えとるやろが!!
エンデヴァー、生きて戦っとるやろうが!!
おらん象徴(もん)の尾っぽ引いて勝手に絶望すんなや！今俺らのために体張っとる男は誰や!! 見ろや!!》

避難している人がそう大きな声で叫んでいる

《戦っています》

ボロボロの体になりながらも、どんなに倒れようとも

「親父…っ」

《身をよじり…足掻きながら!!》

「見てるぞ!!!」

焦凍の言葉に応えるように、エンデヴァーは敵を倒した

《立っています!! スタンディング!! エンデヴァーーーーーーー!!! 勝利の!! いえ!!
“始まりの”スタンディングですっ!!!》

『(ﾌｰ…』

床に座り込む焦凍の背中を、優しく撫でる

「まだよ」

『！』

《荼毘です!!》

「あいつか…!!」

だが、荼毘はミルコのおかげで撃退された

2日後、エンデヴァーは重傷を負うも手術とリカバリーガールの“治癒”により、一命を取り留めた

「あれ、轟は？」

『実家だってさ。エンデヴァーが心配なんだろうね』

「なんだかんだ、自分のオヤジだもんな」

『うん』

さァて、そろそろ

「あれ、どこいくの？」

『風に当たってくるよ』

外に出るために玄関に向かい、靴を履いてドアを開けた途端

ﾄﾞｯ

『ガッ…!!!』

緑谷side

「緑谷!!!」

「？」

切島くんが慌てて持ってきた新聞を、いきなり広げられた新聞紙には

「エレーラさんが、暗殺者………!!?」

「今朝の新聞で手配されてるんだ!!!」

「えぇっ!!?」

「海波はどこいったんだ!?」

「風にあたりに外へ」

急いで外に出ると、誰もいなかった

まさか………!!

「エレーラさんに………!!」

「相澤先生に知らせてくる!!!」

レンside

『エレーラ』

「………新聞、読んだでしょ？」

『コレ、信じないぞ』

「………………」

『何があったのか知らないけど、誤報だよ。さっさと帰ろうよ』

「…………いいえ…。いいの。私はもう…あなたのところへは戻らないわ………」