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「広場のど真ん中に撃ち込みてェところだったが…。まァ、あの場所からだと被害のデカさに支障あるまい」
高笑いをするクロノシスに、腹が立つ
ミラウside
「広場爆破の阻止なんて…初めから無理だったってのか!!?」
切島くんの声がそう聞こえる
ｶﾞﾝ!!
時計台の中に砲撃を隠しておいて…！
「…ここまで探させておいて…!!! 砲撃予告をしておいて……………!!!
一体どこまで人をバカにすれば気が済むのよ…!!
どこまで人を嘲笑えば気が済むのよ!!! クロノシス!!!!」
レンside
“あいつが国を諦めねェ限り…私たちも戦うことをやめねェんだ!!!”
ヨロッと立ち上がる
フラフラの体に鞭を打って
『お前、なんかじゃあ…』
「？」
『私には、勝てない』
「…やっと絞り出した言葉がそれか…。今にもくたばりそうな負け犬にはお似合いの、虚勢…!!! 根拠もねェ…!!!」
『私は、“海賊王”の姉になるんだ!!!』
「……いいか、小娘。………この海をより深く知る者ほど、そういう軽はずみな発言はしねェモンさ。
言ったはずだぞ、てめェのようなルーキーなんざこの海にゃいくらでもいるとな!!!
この海のレベルを知れば知るほどに、そんな夢は見れなくなるのさ!!!」
クロノシスの毒針を足で受け止めて、地面に蹴り付け折った
『…私はお前を…。超える
ミラウside
「懐かしい場所ですね、砂砂団の秘密基地…」
「アル…」
「……まったく、あなたの破天荒な行動には、毎度手を焼かされっぱなしで…!!!」
「アル、聞いて!! 砲弾が時限式で今にも爆発しちゃいそうなの!!!」
「ミラウ様、私は…あなた方、アンソロジー家に仕えられたことを、心より誇らしく思います」
アルは砲弾を持って飛び立った
小さい頃から、私を乗せてくれた翼で
(我、ヴェバリアの守護神、ファルコン。王家の敵を、討ち滅ぼすものなり)
ﾄﾞｫﾝ…!!!
アルが、国を救ってくれた
なのに、戦いが終わらない
「戦いを!!! 止めてください!!!! 戦いを!!! やめてください!!!!」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月10日 19時
