現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ13)

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「いいか、ミラウ。クロノシスは…あいつが抑える」

「！」

爆豪が前を見据えながら言う

「“反乱軍”が走り始めた瞬間に、この国の“制限時間(リミット)”は決まったんだ
“国王軍”と“反乱軍”がぶつかれば、この国は消える!!!
それを止められる唯一の希望がてめェなら…何がなんでも生き延びろ…………!!! この先、ここにいる俺たちの中の…………誰が(・・)…!!! どうなってもだ(・・・・・・・)………!!!」

「……そんな…」

「ミラウ、こいつはミラウが仕掛けた戦いだぜ
数年前にこの国を飛び出して、正体も知れねェこの組織にお前(・・)が戦いを挑んだんだ
………だが、もう1人で戦ってるなんて思うなよ」

ミラウの頭を撫でる

「レンさん!!!「セルコール」で!!! 待ってるから!!!!」

『おォオ!!!!』

レンside

砂の上に落ちながらも、ミラウに答えた

「ハハハハ…!! 逃げられたね、ミラウ王女には」

「………どの道、エージェントは「セルコール」に集結予定だ…。すぐに連絡を取れ」

『！』

「少々…フザケがすぎたな。“悪の申し子”」

ゴロリと起き上がり、砂の上に座る

『あいつら(・・・・)はな…。弱いくせに目に入るものみんな助けようとするんだ
何も見捨てられねェから、いっつも苦しんでる。
この反乱でも誰も死ななきゃいいと思ってる』

「誰も死なねェ!? …よくいるな、そう言う甘ったるい平和バカは…。本当の戦いを知らねェからだ。お前もそう思うだろ」

『うん。…だけど、あいつらはお前らがいる限り、死ぬまでお前らに向かっていくから、私がここで仕留めるんだ』

「お前ら？クハハハ……………。くだらなすぎるぜ…。
それに誰のことを言っている？
救えねェバカはてめェだな。これがいい例だ
他人と馴れ合っちまったがために死んでいく
そう言う奴らをおれはごまんと見捨ててきたぜ…………!!!」

『じゃ、お前がバカじゃねェか!!!』

パキパキと指の骨を鳴らした

と、足元に砂時計が放り投げられた

「“3分”やろう
それ以上、てめェの相手なんぞしてられねェ。文句でも？」

『いや、いいよ』

攻めくるクロノシスを、私は鉄パイプを使って攻撃する