18-3 ページ3
スタジアムの中を歩き回り、異常がないかを調べる
控室、更衣室、トイレ、あらゆる目につく場所に赴き自らの目で見る
(どこも、異常はない…)
フィールドに仕掛けられた様子もなく、1年前と変わらない
『問題があるとすれば…』
選手たちに…と言うことになる
.
フットボールフロンティア予選第4戦
帝国学園VS雷門中は、多くのサッカーファンの注目を集めていた
観客席の一角に、星章学園3年、鬼道が腰を据えた
そして、誰かを見つけた
「お前も来ていたのか？」
「あぁ…」
ぶっきらぼうに答えたのは、星章学園1年、灰崎だった
「雷門と帝国…。あんたにとっちゃ、因縁のチーム同士の対決ってわけか。
どっちが勝つと見てるんだ？」
「勝負は始まってみないとわからない。ただ…」
鬼道が視線を走らせる
その先に、脚を組み悠然とベンチに座る帝国学園の総帥、影山零治の姿があった
「影山は何か仕掛けてくるはずだ…」
鬼道は重々しく言った後、別の方に目を向けた
「海風亜真音…」
「海風のいる雷門は、負けはしない……。
だが…」
アップをしている海風の表情は固かった
「仲間が絡んでいれば別だ」
観客席の別の場所には、謎多きサッカーエリート集団王帝月ノ宮中の2年キャプテン野坂も、その参謀役である同じ2年の西蔭がいた
「影山監督が復帰してから、これまで練習試合は全て非公開…。
しかも、対戦相手はそれ以降、必ず調子を崩しています」
「帝国学園監督、影山零治……。あなどれないよ
汚れた英雄といったところかな？」
言いながら野坂は、反対側の雷門ベンチ、趙監督に目を移す
こちらは試合前だと言うのにスマホゲームに夢中だ
「底知れない実力を秘める2人の監督……。この試合、面白くなりそうだね」
選手たちが、フィールドに姿を現した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こっちん - このお話のシリーズが全て面白かったです！！読んで見てよかったと思いました！！更新を楽しみに待っています！！ (2020年12月11日 21時) (
レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
豪秋(プロフ) - スッゴク面白いです！私も無印派なので、無印キャラとの絡みが凄く嬉しいです！凄く面白い作品なので更新停止は勿体無いです。文才力羨ましい……。これからも更新頑張ってください。応援してます。更新するの待ってます。 (2020年5月22日 20時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月28日 18時
