8話 敵 ページ44
『うーーん』
「無個性だろ」
「え…」
「無個性って、“個性”持ってないのか？」
『あ、うん』
「どうやって雄英に入ったんだ!?」
『と、特別推薦を受けて』
「特別推薦、ですか？」
『うん。推薦入試受けたんだけど、あの後特別推薦に切り替えて合格をもらったの』
「へぇ…」
「すげぇな」
異能力のことは言わずに済んでよかった
バスを降りると、そこには広大な景色が広がっていた
「「すっげーーーーー!! USJかよ!!?」」
水難事故や土砂災害、火事にあらゆる事故や災害を想定して作られた演習場らしい
13号先生の話を長々と聞いていると、ゾクリとする
『金狼!!』
「広場の方だよ!!」
広場の方へ向き直り、構える
「ひとかたまりになって動くな」
「え？」
「13号!! 生徒を守れ」
続々と広場に現れる何か
『金狼、アレって妖？』
「いいや、妖じゃないみたいだね…」
『じゃあ、敵？』
「そうなるねェ…。いや、妖も何匹か混ざってるね」
『なんで…』
「大方引き寄せられたとかそういうんだろうね…。ここは烏森じゃないから、変化はしないさ」
『されると困るけど…あいにく天穴持ってないから吸い込めないし…』
「厄介そうなのはいないよ。ほとんど雑魚」
『じゃあ、そっちに回ろう。敵は先生がなんとかしてくれるけど、妖は私しかできない』
「んじゃ、さっさと行くわよ」
気づかれないように行こうとした時、百ちゃんが手を取ってきた
「墨村さん、何をしてるんですか！」
『あ、いや』
「先生も言っていましたわ、早く避難しますの!!」
『あ、いや、だから!!』
「もーーーー、あんたがとろいから」
『百ちゃん、私今から行くところが』
「いけませんわ！」
(……こうなったら！)
ポケットから煙幕を取ると、地面に投げつける
ﾎﾞﾌﾝｯ
「あ、墨村さん!!」
手が緩むと百ちゃんから抜け出し、急いで妖の方へ
『金狼、どこにいるのか見つけて!!』
「倒壊してるところに集中してるよ」
『よし!!』
空中に結界を張り倒壊ゾーンへ向かう
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サッカーバカ(プロフ) - Love.percussion.さん» ありがとうございます！私も結界師のアニメを小学生の頃に母と観てました！この小説を書けて本当に嬉しいです。応援ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2019年9月28日 20時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Love.percussion. - とても面白かったです！結界師は、小学生の時にアニメを観たことがあったので、この小説で再会できて良かったです！連載頑張ってください！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たかみんさん» ありがとうございます！ (2019年9月26日 8時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてますね！ (2019年9月25日 7時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - (名前)ノンちゃんさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年9月25日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月23日 13時
