1話 雄英へ ページ12
雄英高校とは、ヒーローを目指す学校、名がそれを語っている
「雄英」を反対にすれば「英雄」だし
“超常”に伴い、爆発的に増加した犯罪件数
法の抜本的改正に国がもたつく間、勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた
“超常”への警備、悪意からの防衛
たちまち市民権を得たヒーローは、世論に押される形で公的職務に定められる
彼らは活躍に応じて与えられている、国からの収入、そして人々からの名声を
(ヒーローなんて、お金目的なんだ)
見ていればすぐにわかるほど、お金にしか目がないというヒーローが多かった
本来なら、4歳までに“個性”という力が受け継がれるはずだった
でも、私の親も祖父母も、「結界師」としての異能力しか持っていなく、“個性”は持っていなかった
発現してもいい確率もあるけど、それは半数を切る形で出ないのが当たり前だった
私も時音ちゃんも良守も、“個性”がなくても良かった
でも、世間は“無個性”の私たちにはキツくあたるものだった
特に、小学校まで同じだった爆豪くんは特にひどかった
事あるごとに、私と時音ちゃん、良守をいじめてきた
言い返せる私と時音ちゃんと良守は、なんとも思わなかったけど…ある時を境に私は何も言い返せなくなった
それが情けないと感じた時音ちゃんは、いつもよりも他人行儀になった
“個性”とは、4歳までに親のどちらかの“個性”、または複合的個性が発現する
昔、“超常”黎明期に１つの研究結果が発表され、足の小指に関節があるか無いかで、わかってしまうもの
私たち結界師は、関節が２つあるからなんの“個性”も持っていない
「守香、お茶持ってきたよ」
『父さん、ありがとう』
雄英に推薦で行くからには、しっかりこれまで以上に勉強をしなければならない
夜の仕事と、昼の勉学。その両立は大変だけど、それで強くなれるなら私はそんなのなんの苦でもない
「無理しちゃダメだからね？」
『うん』
「昼寝とかしなくていいの？」
『大丈夫。父さん、ごめんね』
「え？」
『雄英に行くって言って、ウチ大変なのに』
「大丈夫だよ。守香がやりたい事なら、お父さんは応援するから」
『…ありがとう』
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サッカーバカ(プロフ) - Love.percussion.さん» ありがとうございます！私も結界師のアニメを小学生の頃に母と観てました！この小説を書けて本当に嬉しいです。応援ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2019年9月28日 20時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Love.percussion. - とても面白かったです！結界師は、小学生の時にアニメを観たことがあったので、この小説で再会できて良かったです！連載頑張ってください！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たかみんさん» ありがとうございます！ (2019年9月26日 8時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてますね！ (2019年9月25日 7時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - (名前)ノンちゃんさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年9月25日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月23日 13時
