8-2 ページ39
言いながら、杏奈は野坂のカードから目を離さなかった
「でも、海風さんのプレカ、手に入らないんですよお!!!」
『私のは、なぜか休止中だからな…。なら、今撮って作る？』
「いいんですか!?」
『それぐらい大丈夫だ』
「ありがとうございます!!」
ポーズをとり、つくしがシャッターを押すとイレブンライセンスが出てくる
『はい』
「わあっ、ありがとうございます!!」
「あれ、持っているライセンスカードとポーズ違いますよね」
『あぁ、大谷さん用』
「え!?」
「いいんですか？勝手なことして」
『これぐらい大丈夫でしょ』
「海風さんの最近のおすすめって、誰ですか？」
『おすすめって…、そうだな…やっぱり』
ペラペラとめくっていくと、見慣れた髪型が見える
『雷門の守護神だった、円堂と雷門のエースストライカーだった、豪炎寺だな』
「やっぱり、雷門の支柱ですよね!!」
『こいつらがいなければ、雷門は優勝できなかっただろうからな』
プレカの2人を懐かしむような目を向けている海風
「そうだ、杏奈ちゃんも」
ｶｼｬｯ
「マネージャーにも、カードあるんだよ」
聞いた瞬間、杏奈は前髪をササッと整えた
「撮り直しいいですか？」
「お前、自分だけ…」
『まぁ、世の中そういうもんさ』
一足スタジアムに向かっていた海風は、見覚えのある巨漢を見つけた
『壁山!!』
「海風さん！」
『お前、どうしたんだ。その足』
「ちょっと、怪我したっす」
『じゃあ、今日の試合は…』
「出れないっす…」
『そうか…。お前と戦えなくて残念だよ
あのザ・ウォール、突破したかった』
「俺もっす！
海風さんの、あのフォワード技止めたかったっす
けど、それはまた今度にしたいっす」
『あぁ!!
今は怪我を治すことに専念しろよ!!
ピッチにいなくても、お前は仲間と一緒に戦ってるんだからな!!』
「はいっす!!」
壁山と握手をした海風は、手を振りグラウンドへ向かった
「「海風!!海風!!海風!!」」
観客からの熱いコールに、答えるようにして…海風は階段を上がる
もう、イレブンたちも先に行っているのだろう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
