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「あなたがその目で確かめてみた上で、くれぐれも慎重に判断してくださいよ」
趙監督は、静かに部室を出て行った
杏奈は立ち尽くし、海風を見た
「海風さん」
『なに？』
「…あなたは、サッカー部が廃部になるべきだと考えたことはあるんですか？」
『ないよ』
あまりの即答の速さに、杏奈は驚いた
「彼らに雷門イレブンを任せられというのですか？」
『…私は強化委員としての仕事をしてるだけであって、やりたいと決めたのは彼らだ』
「だけど」
『悪いけど』
海風は備品整理を終えるとパタンと扉を閉めた
『雷門サッカー部の看板を外した時、その時私はこの学校を去ってる』
「！」
『雷門は、私の…彼らの大切な居場所だからな』
杏奈を一瞥した後、海風は部室を出た
それから数日の間、氷浦と岩戸は相変わらず雑用に明け暮れていた
「なんか、前より余裕だな？」
「わかるか。効率的に水を撒く方法を編み出したんだ」
ある日、氷浦の様子を見るとこれまでとは違う氷浦の姿に驚いた
ホースの先をつぶすように持っており、水は放物線を描き上の会の窓に届いた
「自分は動かなくても、狙ったところに水を当てられる
すぐ特訓、合流するから」
腰に手を当てて得意げな氷浦のその後ろで、明日人たちは飛び散る水を浴びずぶ濡れになっていた
「あ、海風さーん」
『大谷さん、どうかした？』
「正門に、海風さんに用があるっていう人が」
『私に？』
誰だろうと思い急いで向かってみると
『鬼道じゃないか!!』
「よぉ」
『お前、なんで…って、学校は？』
「あぁ、今日は休みだ」
『えぇ…』
「どうだ、特訓の方は」
『次の相手は美濃道三中だからな』
「壁山のところか…」
『あぁ…。きっと、壁山の教えたこと全てが雷門を襲ってくるだろうな』
「強固な壁を持つ壁山は、敵にまわすと脅威となる…。2回目にしては辛い試合になりそうだな」
『まぁ、勝ってみせるさ。それより、こんなところにいていいのか？
サッカー部、練習あるんじゃないのか？』
「あぁ、だがたまには羽休めも必要だ」
『それ口実にただサボってないよな？』
「そんなわけないだろ」
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
