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木枯らし荘に戻ると、明日人と氷浦は一緒に屋上の物干し台で空を眺めた
「フィールドの悪魔と対決か、なんかワクワクする」
「明日人は怖くないのか？
潰されるかもしれないんだ。それに、負けたら島のみんなに顔向けできないしな」
「でもさ、サッカーで強いやつと戦える…。しかも全国レベルだ
怖いって気持ちもあるけど、どんな戦い方をするのか楽しみだろ」
明日人はどこまでも純粋にサッカーを愛している
その横顔を氷浦はずっと見つめていた
「きっと、すげーやつなんだろうな」
「ふふ、お前らしいな。明日人はいつも前に向かって進んでいるんだな」
「俺は、母ちゃんに約束したんだ
きっと、サッカーを連れて帰るって…」
「あぁ、俺たちのサッカーを取り戻そう」
「うん！」
2人の頭上には、綺麗な星が瞬いていた
そして、そんな2人の会話を腕を組みながら聞いていた赤い髪の少女は、静かにそこから去った
・1週間後・
星をかたどった天井が、明日人たちの頭上を覆っている
ついに迎えた試合の日、星章学園スタジアムには、ランキング1位の強豪を見ようと、大勢の観客が集まっていた
四方の観客席から沸き起こる歓声は、星型の天井に跳ね返って、両チームの選手たちに降り注いでいる
雷門のフォーメーションは、3・4・3
ゴールキーパーは、のりか
ディフェンダーは、左から日和、岩戸、万作
ミッドフィルダーは、左から奥入、道成、服部、氷浦
フォワードは、左に剛陣、小僧丸、明日人がトップ
星章のフォワードは、ワントップの灰崎だ
「海風、どこ行ったんだよ」
「トイレに行くんじゃなかったんですか？」
「それが…」
ーーーーー
ーーー
ー
『鬼道、本当に試合に出ないのか？』
「あぁ…すまないな」
『別に、謝ることはないだろう
お前が目をかけているあの灰崎のプレイを、私に見せたいだけだろう』
「まぁな…」
『別に構わないが、お前はいいのか？
私と戦えないんだぞ？』
「前半は出ないのだろう？フルで出れば、俺も考えた」
『嘘つけ』
選手の控え室のドア前、男子更衣室の前で帽子をかぶってバレないようにもたれている海風と
控え室の中でそう答える、鬼道がいた
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
