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『………………。はぁ…わかりましたよ、行けばいいんでしょ行けば』
「ほーっほほほほ、よろしくお願いしますね」
呆れた海風は、『ったく』と悪態をつきながらも指示に従い更衣室へと向かった
更衣室で黒いパーカーに着替えてると、黒い帽子をかぶり『んじゃあ』とイレブンたちに声をかける
『ちょっと出るから、その間は監督から出された練習やるように』
「はい」
「海風さん、どこに？」
『星章のある人に会ってくる。終われば練習に参加するから』
帽子を目深にかぶり直し、小走りで廊下を駆け抜け雷門を出る
ピロンッと着信が鳴ると足を止めて壁にもたれてスマホの画面を開ける
『！』
メッセージを受け取ると、指定された場所に向かう
河川敷の近くにある鉄橋に来ると、その人影はこちらを振り返る
「遅かったじゃないか」
『お前こそ、なぜここを指定した？』
「なに、ちょっと思い出に浸りたくてな…」
『ここが、雷門の始まりの場所とでも言いたいのか？
あいにくだが、雷門の始まりは』
「だが、第2の俺たちの練習場だ…。懐かしむのもおかしくはないだろう」
『……確かにな』
そよぐ懐かしい風を感じながらも、海風と…ゴーグルをつけた独特の雰囲気を醸し出している少年
『鬼道、お前が言っていたあの1年…』
「あぁ、灰崎のことか…」
『今度の試合、出るらしいな』
「あぁ…。お前は出るつもりか？」
『まぁ、ピンチヒッターとしていきたいところだが…1年の実力も見ておきたいからな…出るつもりだ
鬼道は？出るのか？』
「あいにくだが、俺は出ないつもりだ」
『なぜだ？
新生雷門イレブンと戦えるチャンスじゃないか』
「それは今度にしておこう…。灰崎は探しているんだ」
『…？』
「自分を闇から救ってくれるなにかを…、雷門はあいつにとって“光”になるかもしれない」
『その光を、私が育てるのか…？』
「まぁ、そうなるな…。それに、今日はその1年がいる」
『は？』
手すりにもたれていた海風は、間抜けな声を出し鬼道に向き直った
「灰崎、隠れてないで出てこい」
「………………チッ」
『驚いた…。まさか連れてきていたなんて…』
「俺も驚いたさ…。だが、お前に会うと伝えたら180度回転した態度をとったからな」
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
