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手を振りながら走ってくる女子に、海風はフッと笑う
「私は、せんえつながら雷門サッカー部のマネージャーを務めさせていただきます。大谷つくしと申します
よろしくお願いします！」
「マネージャー！」
『実は、元のサッカー部のマネージャーたちは、選手のみんなと同様、今は留守なんだ』
「え？」
「どうして？」
『大谷さん、悪いけど先に校長室に案内に行ってもいいかな？』
「はい！」
元気はつらつの彼女に、海風も小さく頷く
『こっちだ』
・校長室・
ｺﾝｺﾝ
どうぞ、と優しい声が聞こえ『失礼します』と答える
「おお、海風君。待っていましたよ、おかえり」
『ありがとうございます。彼らが、新生雷門イレブンです』
「おお、彼らが」
優しそうな表情を持つ校長に、伊那国イレブンたちもホッとした
「では、話しておくとしよう
我らが雷門中サッカー部の者たちが背負った使命を。では、海風君」
『結局は私なんですね…』
「君の方が、よく知っているだろう」
(否定できない自分がいる…)
自然と自分に向けられる視線に、コホンと咳払いをする
『雷門中サッカー部は、昨年、無名でありながらフットボールフロンティアに出場したのはみんな知ってると思う
当初は弱小サッカー部だったが、なんとかフットボールフロンティアの予選に勝ち進み、40年間無敗を誇ったあの帝国学園に勝利すると、さらにそれを超える強豪と謳われた世宇子中にも勝ち、全国の頂点に輝いたんだ
しかし現在、その雷門イレブンはサッカー部の活動を休止して留守にしている』
「そんなにすごいチームがなぜ？」
「今、彼らは日本が世界に羽ばたくために力を尽くしてくれています
サッカー強化委員としてね」
「サッカー強化委員？」
少年が思わず聞き返す
『サッカー強化委員とは、選手でありコーチでもある存在
1年前の雷門のメンバーは、日本サッカー全体のレベルを上げるため全国各地のチームに散らばり、仲間を引っ張る役割を与えられているんだ
実際、雷門から選手を派遣されたチームはメキメキと実力をあげていて、そのほとんどがフットボールフロンティアに出場することになってる』
「いやあ、雷門サッカー部の遺伝子を持ったチームと対戦する日が、楽しみで仕方ありませんね」
と、校長は海風を見ながら窓に近づいた
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
