2話 新生雷門イレブン ページ13
翌日
港では部員たちの家族が見送ってくれていた
思い思いの言葉を部員たちに投げかける親たちに、海風は帽子を深くかぶると、口元を緩ませた
東京の港に着き、電車はバスなどを乗り継いでやってきたのは
見上げた校舎の正面には、黄色くて巨大な稲妻のマークが掲げられている
「わあー！これが…雷門中」
少年が感心したように言いながら校門をくぐる
その輪の中には、転校生の小僧丸もいる
校舎の前で立ち止まり、大きく息を吸い込むと少年はサッカー部の、先輩たちの声が聞こえるように感じた
「それより、どうして名門校の雷門が俺たちの受け入れをしたんだ？」
『雷門中サッカー部は今活動を休止しているんだ』
「え、どうして？」
『それはおいおい説明していくとして、まずはこっちだ』
海風の案内で校舎をさらに進むと、ボロボロに古びた小屋が現れた
正面には、「サッカー部」と書かれた木の看板がかかっている
「もしかして、サッカー部の部室じゃない？」
「今は使われてないって感じだな」
豪華な校内施設とのあまりの落差に目を疑う2人
『この部室は、40年前からあるからな…。
他と設備が違って当然さ』
「40年!?」
『だが、1年前にここで日本一のチームが生まれたんだ
数々の苦難を乗り越え、汗と涙を共に流し合った…この部室も、彼らの仲間さ』
サッカー部の看板に優しく触れると、ガタッと落ちる
それを慌てることなくキャッチすると、海風はため息を吐いた
『ったく…ちゃんと直せって言ったのに…』
またそっと掛け直すと、部室のドアを開けようとする影があった
ガタガタと言うだけで、ドアは一向に開かない
「やっぱ開かないか」
「確かに島の学校とは違うな」
「なんかよ、気持ちがこう、グーッと上がってくるよな」
「実力上げろよ」
「ああん？」
騒がしい彼らに、帽子の下から微笑んでいる
すると
「アイツらじゃないか、サッカー部に入るって言う奴らは」
「田舎もんがサッカーとかできんのかよ」
「海風の足、引っ張らなきゃいいけどな」
在校生たちが遠巻きに話していた
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» コメント、ありがとうございます。質問に関しては、また物語を進めていくうちに出せたらなと思います。ヒロインはかっこよくてモテればいいな路線で行ってます！ (2019年9月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 亜真音は、モテますか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 質問です。亜真音は、可愛ですか? (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - とても面白かったです。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: aa9d607400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月16日 14時
