現海賊は現在ヒーロー科12 (ページ49)

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サボside

レンがマキノさんに連れ込まれてた

服を着替えるとか言ってたけど、どんな服なんだろう

レンはタンクトップに短パンと言った、ラフな格好が目立ってきた

最初会った時は、可愛かった

いや、今でも可愛いが

「サボ」

「んぁ？」

「なにボーッとしてんだよ」

「別にしてねェけど…」

「大方、レンの服が気になるだけだろ」

「なっ…わけないだろ!?」

エースに慌てて言い返すと、ニヤニヤした顔で笑ってくるエースにゲシゲシと蹴った

「照れんなって」

「照れてねェ」

「顔赤いけどな」

「うるせェな」

そんな言い合いを続けていれば、家のドアが開いた

「お、レン」

「遅かっ…た、な」

「おお！」

そこには、金色の髪の毛をハーフアップにして編み込まれ

ふんわりとした青いワンピースに、茶色のベルトが巻いてあって

靴も、ほんの少し大人っぽい靴になっていた

『マ、マキノさん、やっぱり私には…』

「大丈夫、似合ってるわよ。ね、みんな」

「可愛いぞ!!」

「似合ってるな」

『もう！』

頬を染めて恥ずかしそうに俯くレンに、おれはボーッと見惚れた

「おい、サボ(ﾎﾞｿｯ」

「え？」

「え、じゃねェよ。なんか言ってやれよ」

「え、えぇ!!?」

「なに驚いてんだよ。お前が言わねェと、レンの照れた顔が見れねェだろ」

「困らすなよ!!!」

マキノさんが、「サボくんはどう思う？」と聞いてきた

ど、どう思うって、言われても…

「に、似合ってる…。すっげェ可愛い」

『かわっ……………!!!』

「え？」

「サボ、今のレンにそれは…」

「え？」

『～～～～～～～～ッサボのバカァ!!!』

「えぇっ!!?」

そう叫んで、家の中に逃げ込んだレン

「女心、わかってねェな」

「お前に言われたくねェよ!!!」

「マキノ、エースとサボ何話したんだ？」

「男の子同士の秘密の話だって」

「エース、サボ、なに話してんだよォ」

思ったこと言っただけで、あんなに照れられると、こっちまで変な気持ちになる

なんか他にもっと言った方が良かったのかな…？