現海賊は現在ヒーロー科12 (ページ44)

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「おれは今までこのゴミ山に住んでたけど
今日をもっておれたち4人、完全に海賊達に命を狙われることになりそうだろ…
おれが住んでたゴミ山は、あいつらのアジトにも近い。だからさ」

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「うわああああああああああああああ!!?
どういうこったこりゃあ～～～～!! エース!! ルフィ!! レン!! そいつは誰だ!!? なんでガキがもう1匹増えてんだよ!!!」

朝の早くからダダンさんの大きな叫び声で目が覚めて、大きくあくびをする

「よう！ダダンだろ？おれはサボ」

「サボ!!? 知ってるよ、その名前。おめェもよっぽどのクソガキだと聞いてるよ!!」

「そうか…。おれもダダンはクソババアだと聞いてるよ!!」

「余計な情報もってんじゃねぇよ!!」

“不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)”を追われる形で一緒に暮らすことになったエースの親友で、私の友達のサボ

「おめェらァ!ショバ提供してんだから働きやがれェ!!!」

「ルフィ!! ついて来れなくても置いてくからな!!」

「ついてく!!」

エース・サボ・ルフィ・そして私

やがて私たち4人の悪童は、山道やジャングルの猛獣

町の不良達、“ゴミ山”の悪党たち

入り江の海賊たちとの戦いに明け暮れ

その悪名はついに王国の中心街にも届くほどになった

爆豪side

「…………エース先生のあの眼差し、すげぇな」

「はははっ、昔はガン飛ばしてたからな、おれ」

「飛ばしてたの域超えてますよ」

「けど、ルフィに出会えたことからおれもちょっとずつ変わって行くんだよな」

「どんな風にですか？」

「見てりゃわかるよ。守りてェ、大事な家族だから…」

懐かしむように、大切な宝物を見るようなあのエースの瞳

おれは、ガキの頃から笑顔の絶えないレンを見つめた

心から笑っていると、感じればふと時たまに見せるあの寂しげな眼差しを思い出しては、あのトラ帽子の奴の言ってた過去を思い出した

「あ、レンちゃんルフィくんと遊んでる!!」

「あ、あれは」

ズルッと足を滑らせたルフィって奴の手を引いたレンだが、巻き込まれて一緒に水の中に落ちた