現海賊は現在ヒーロー科12 (ページ33)

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96話 1人でもページ33

「は、え、なんで」

『おかげさまで復帰できました!! 今日からは一緒に行けるからね』

「も、いいのか？」

『うん!!』

元気いっぱいの笑顔でそう頷くレンに、安堵した

「あ、レン!!」

『ルフィ、もう大丈夫？』

「おれよりレンだぞ!!! おれのせいでごめんな!!」

『大丈夫だってば。ルフィに大きな怪我がなくてよかったよ』

朝メシをつまみ食いさせているレンに、おれは無視をして自分のメシを持って先に食べた

『エース、先に行くの？』

「あぁ。ゆっくりでいいから来いよ。サボも心配してたからな」

『…うん』

洗濯物を干しているレンにそう言って、家を出るとまたアイツが追いかけてくる

レンside

ルフィがエースを追いかけていき、私は洗濯物を干している

『さて、と…』

いつまでも、というわけにもいかない

『自分で生きていく力を身につけなきゃ』

エースやサボのおかげで、ダダンさんのおかげで生きて来れた

でも、私はいつか海に出る

海賊にはなりたくないし、どんなことにも負けないように生きていく心を持たなきゃ

『ダダンさーん』

「なんだい、エースと行かなかったのか」

『あの、ご相談が』

「………………………？」

サボside

「あれ、レンは？」

「ああ、病気も治って朝から元気に働いてたぜ」

「へーーー」

エースと合流して一稼ぎ行こうということで、端町に来てふと思った

「あれ？」

「どうした？」

「レンだよな、あれ」

「だな」

「何やってるんだ？」

「買い出しだろ？」

「けど、カバンもなんも…」

路地裏に入ったレン

あれ、あそこの路地裏って

「おい、あそこ不良の溜まり場だぞ」

「え」

「追いかけるぞ!!」

急いで追いかけてみれば

2人「!!?」

ボロボロになって倒されている不良

「レンがいねェ!?」

「どこ行ったんだ!?」