75-3 ページ23
NOside
それは今から10年ほど前の話である
昔
2人の間には可愛らしい少女がおり、2人はその少女を愛でていた
これは、そんな少女の過去の物語である
『お父さん、ご飯食べようよー』
「あら、レン。どうしたの？」
『お父さんが、いないの』
「また海にでも出てるのかしら……仕方ないわね」
少女の名はレン
ここ、
“ウェルバム島”
人々は、青々とした森、青く広がる海を心から愛しており、島を大切にしていた
『お父さァん！』
「ん？」
「やっぱりここにいたわね」
「あれ、レンとミュラじゃないか。どうした」
『お父さん、ご飯の時間なのにどこに行ってたのさァ！』
「ああ、すまんすまん。ちょっとばかり海が恋しくなってな」
「ホント、海が好きなのね」
「それはお前の方だろ」
女はミュラと言い、金色の髪を持ち赤い瞳を持っていた
男はアックと言い、赤い髪に青い瞳を持っていた
「さ、早く帰ってご飯を食べよう」
『うんっ!!』
「明日はローくんが来る日だものね」
『うん!!!』
「フレバンスは大丈夫なのか？白鉛の件で、だいぶ絞られそうだが」
「さァ……」
『トラ、早くこないかなァ』
「とにかく、今そんなことをボヤいていても仕方ないわ
今は、レンがやりたいようにさせていましょうよ」
「そうだな」
3人は知らない、この数時間後に起こる悲劇を
「“赤眼の女神”と“海軍の汚点”はどこに？」
「ウェルバム島に身を置き、子どもを身ごもり出産し育てているとのことです」
「最悪だな……」
「海軍の子であるならばいいが、半分は“海賊”の血だ
徹底的に根絶やしにしろ」
「「はっ！」」
ーーーーー
ーーー
ー
『美味しい!!! お母さん、このご飯どうしたの!?』
「知り合いの人が送ってくれたのよ」
「その知り合いってのは、アイツか？」
「ご名答ね」
「かァ〜〜〜〜!!! 早々に捕まえておくんだったな、あんなやろう」
『お父さん、その人のこと知ってるの？』
「知ってるも何も、海の上では有名な人だ
その人や、ある人を追いかけ海に出るバカな人間も何百人と出たことか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！ (2019年9月8日 10時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 見ていてすごく楽しいです。更新待ってます！ (2019年9月6日 13時) (レス) id: de5ecd8e5f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ひろおにさん» ありがとうございます！ローはここで出そうと思ってたので、出せて良かったです！！ (2019年9月4日 22時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ひろおに(プロフ) - いつも面白くて更新まってます。ローが出てきた瞬間きたーーーー！！ってなりました！！ (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5598ff3e7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月2日 23時
