26話 プロヒーローAの戦い ページ44
「あのう、俺ら道に迷ってしまって……レセプション会場ってどこに行けば」
(いや、何聞いてんのよ!!!)
「道に迷って、なんで80階まで来るんだよ…！」
峰田くん、心から賛同する
切島くんたちの言い分が敵たちに信じられるはずがない
苛立つのっぽの男の右手が、手袋を破り巨大化した
「見え透いた嘘ついてんじゃねぇぞ!!」
次の瞬間、振った右からまるでガラスのような波動が切島くんに向かって放たれた
(“個性”を!!!)
それを見た勝己くんが飛び出した瞬間、まさか攻撃されるとは露とも思ってなかった切島くんは、唖然としていた
だが、波動が切島くんに当たる直前、巨大な氷の壁がそれを阻んだ
突如現れた氷壁に思わず尻餅をついた切島くんの元に勝己くんが駆けつけた
「この“個性”は……」
「轟!?」
冷気のモヤの向こうに見えた焦凍の姿に切島くんが驚く
その時、巨大な氷壁が振動に揺れた
「レン、俺たちで時間を稼ぐ。上に行く道を探せ!!」
そう言ってくる焦凍はしゃがみこみ、右手を地面に押し付けた
見る間に広がった氷結は私たちの足下に広がり、そのまま氷柱が上へとみんなを持ち上げていく
「轟くん!?」
「キミは！」
「いいから行け！」
『エース、頼むよ』
「お前こそ、怪我すんじゃねェぞ」
ヒュンッと投げ渡されたそれは、私が長年愛用していた鉄パイプだった
『焦凍!!!』
「ここを片付けたら、すぐに追いかける」
『……わかった！気をつけて!!!』
氷柱がなんとか上の通路で止まると、私はみんなを先に逃がす
エースside
「みんなもここに……どういうことだよ、轟!? エース先生!?」
「放送聞いてないのか？」
「このタワーが敵に占拠された」
「えぇ!?」
「んだと……!?」
轟が簡潔に告げた事実に、2人の顔に緊張が走る
「詳しい説明は後だ。今は敵を……」
『エース!!!』
「！」
レンはどこから取り出したのかまるでわからない、大きなピンクのハートを向けていた
『“
ハートの弓矢が飛んでいき、なぜか氷壁の向こうに側に着弾した
だが、氷壁に拳大の穴が次々と空き、のっぽとチビが現れた
おれたちはすぐに戦闘態勢で身構える
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - NSCさん» 誤字脱字、失礼いたしました。気分を悪くさせてすみません。手直しがまだ行き届いてなかったようです。すぐに書き直しますね。ご指摘ありがとうございます (2019年11月10日 8時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
NSC - 23ー2でオタクと書いてるんですけど、ヲタクなんですけど。間違わないでくれません？気分が良くない (2019年11月10日 7時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 揚げ鳥さん» カッコいい、かわいいヒロインを目指していますが、なぜかギャグ方向へ。戦闘に関しては麦わらの一味の技が多いと思いますが、よろしくお願いします。これから活躍多いです！！！！絶対！！！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
揚げ鳥(プロフ) - うぉ…好きすぎます！！バトルシーンに上手く夢主ちゃんがくわわっていて、原作を保ちつつも夢主ちゃんが格好いい所を見せるのが最高です！！！これからも更新楽しみしています！！！ (2019年8月22日 2時) (レス) id: eaa68ff7b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年8月21日 17時
