23話 少年Kの爆ギレ ページ22
「あっ、デクくん、レンさん。あそこのパビリオンもおすすめよ」
メリッサさんが指したのは、ガラス張りのスタジアムのようなパビリオン
中に入ると、広い建物内にさまざまなヒーロアイテムが展示されていた
「最新のヒーローアイテムがこんなに！」
「デクくん、レンさん見て見て！この多目的ビーグル、飛行能力はもとより、水中行動も可能なの！」
「すごい!!!」
水陸両用車ってところか
「この潜水スーツは、深海7000メートルまで耐えられるの！」
「深い！」
(いつ使うんだ)
水槽に張り付く出久君に、そう突っ込むのはやめておいた
次に案内されたブースで、メリッサさんは試着用のメットを出久君に被せた
すると、ゴーグル部分が光り稼働し始める
「このゴーグルには36種類のセンサーが内蔵されてるわ」
「見えすぎる！」
色々と見て回っていると、メリッサさんは少し誇らしげに言う
「実は、ほとんどのものは、パパが発明した特許をもとに作られてるの！」
「へぇ、すごいなぁ〜」
出久くんが素直に感心している前で、メリッサさんは愛おしそうな眼差しを展示されているアイテムに向けた
「ここにあるアイテムひとつひとつが、世界中のヒーローたちの活動を手助けするの」
その眼差しからは、父親への憧れが伝わってくる
「お父さんのこと、尊敬してるんですね」
「パパのような科学者になるのが夢だから」
嬉しそうに微笑んだメリッサさんに、私は『あ、そういえば』と思い出した
『メリッサさんって、ここのアカデミーの』
「ん。今3年」
「I・アイランドのアカデミーっていったら、全世界の科学者志望の憧れの学校じゃないですか」
『よォく知ってんのね』
お姉さん初耳
メリッサさんは、出久くんに称賛され「私なんかまだまだ」と照れ臭そうに小さく首を振って、ふと上を見上げた
「もっともっと、勉強しないと……」
自分に言い聞かせるような声色に、私はメリッサさんが自分の夢にまっすぐ向かっているのだと感じた
そして、自分ももっともっと頑張ろうと拳を見つめる
『私も……誰でも守れるヒーローになるために強くならなきゃ』
「……僕もオールマイトのようになるために、もっと努力しなくちゃ……！」
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サッカーバカ(プロフ) - NSCさん» 誤字脱字、失礼いたしました。気分を悪くさせてすみません。手直しがまだ行き届いてなかったようです。すぐに書き直しますね。ご指摘ありがとうございます (2019年11月10日 8時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
NSC - 23ー2でオタクと書いてるんですけど、ヲタクなんですけど。間違わないでくれません？気分が良くない (2019年11月10日 7時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 揚げ鳥さん» カッコいい、かわいいヒロインを目指していますが、なぜかギャグ方向へ。戦闘に関しては麦わらの一味の技が多いと思いますが、よろしくお願いします。これから活躍多いです！！！！絶対！！！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
揚げ鳥(プロフ) - うぉ…好きすぎます！！バトルシーンに上手く夢主ちゃんがくわわっていて、原作を保ちつつも夢主ちゃんが格好いい所を見せるのが最高です！！！これからも更新楽しみしています！！！ (2019年8月22日 2時) (レス) id: eaa68ff7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年8月21日 17時
