現海賊は現在ヒーロー科 (ページ49)

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『数も経験も劣る、勝利の鍵は１つだけ

私たち生徒の“個性”が相手にとって未知であること

だからこそ、敵は警戒しているということ』

そしてそれは、向こうも同じ

こちらを舐めてなどいない

『だとすれば、ここにいる倒壊ゾーンの敵は倒さなきゃいけない』

ローブを脱ぎ、ちょっとしたところにかける

『まァ…………療養中だけど…暴れますか』

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「これで全部か、弱えな」

(海軍の方が強い気もしてきた)

建物の中を勝己くんと切島くんに、外の方を私が倒した

「で、てめェは何しとんだ」

『すごいよね。これぐらいの敵がいたんだよ』

「積み上げとる方に驚きだわ」

倒してきた敵を積み上げて、勝己くんたちのいる階を覗いた

「っし！早くみんなを助けに行こうぜ！
俺らがここにいることからして、みんなUSJ内にいるだろうし！

攻撃手段少ねえ奴らが心配だ！

俺らを守ってくれた海波のおかげで、なんともなかったが

先生があのモヤ吸っちまえば、こんなことになっていなかったんだ」

「行きてェなら、1人で行け。俺はあのワープゲートをぶっ殺す！」

「はあ!!?

この期に及んで、そんながきみてェな…それにアイツに攻撃は…」

「うっせ！敵の出入り口だぞ
いざって時に逃げ出さねぇよう、元を締めとくんだよ！

モヤの対策もねぇわけじゃねぇ…！」

と、勝己くんの背後を取った敵

ﾌﾜｯ…

「!!?」

『“六輪咲き(セイスフルール)”』

腕を交差し、敵を見据える

『“クラッチ”!!!』

ﾎﾞｷｨ！

「ぐあっ!!!」

ロビンの関節技を決め、敵を制圧する

「…………礼は言わねェぞ」

『別にいいよ』

「生徒(おれら)に充てられたのが、こんな三下なら大概大丈夫だろ」

切島くんがこちらを見てきたので、ニッコリと微笑む

「つーか、そんな冷静な感じだっけ？おめぇ…」

「俺はいつでも冷静だ、クソ髪やろう!!」

「ああ、そっちだ」

「じゃあな、いっちまえ」

「待て待て、ダチを信じる…！男らしいぜ爆豪！
のったよ、おめェに！」

んじゃまァ……

『行くか』