現海賊は現在ヒーロー科 (ページ42)

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6話途方も無い悪夢ページ42

「さて、ホームルームの本題だ…。急で悪いが今日は君らに…

学級委員長を決めてもらう」

「「学校っぽいの来たーーーーー!!!」」

相澤先生の言葉の後に、全員が手を上げ始めた

え、私はかって？

そんなことに手をあげる気力もなく、机に突っ伏している

普通科なら雑務って感じでこんなことにならないと思うけど、ここヒーロー科では集団を導くというトップヒーローの素地を鍛えられる役である

もう、誰でもいいわ

と、飯田くんの提案で投票という結果になり私は面倒なので寝た

「僕、3票ーーー!!!?」

『んぇ？』

寝ている間にいつの間にか投票が終わっており、出久くんが3票入っていた

「レン、飯行こう」

『んー…』

眠たい目をこすりながら焦凍と一緒にご飯を食べにいく

「人すげェな」

『ヒーロー科や他の科がごった返しでくるからね』

「なるほどな」

ビーフシチューの券を持って並んでいると、「レンは」と焦凍が声をかけてきた

「誰に票を入れたんだ？」

『寝てたから入れてない』

「そうか」

『うん』

会話という会話もなく、自分のお昼ご飯を受け取った後、席について昼ご飯を食べる

「爆豪とは仲いいのか？」

『また聞くの？居候させてもらってる身だからね
仲良くしてるよ』

「その割にはあんまり仲よさそうには見えねぇな」

『家だとよく話すよ。勉強したりゲームしたり…』

「そうか」

『あとは…一緒にアイス食べたりしてるね』

意外と仲良くしてるもんだ

ウウーーーーーーーーと大きな音がして、危うくビーフシチューをこぼすところだった

『警報？』

「なんでだ？」

《セキュリティ3が突破されました》

『セキュリティ3？』

そこまで慌てることなくビーフシチューを食べ進める

「とりあえず避難するか」

『はァ…わかった』

名残惜しいけど、ビーフシチューはまた今度

と、立ち上がった途端

「いてえ、いてえ!!」

「押すなって！」

「ちょっと待って、倒れる！」

「押ーすなって!!」

ごった返しになり、パニックが起こった

「レン!!!」

『いよっと!!』

ルフィの能力で焦凍の腕を掴み、出っ張ったところに腕を引っ掛ける