現海賊は現在ヒーロー科 (ページ41)

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「今日…俺はてめェに負けた!!! そんだけだろが！そんだけ……

氷の奴見てっ！敵わねえんじゃって思っちまった…!!クソ!!!

ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった…

クソが!!! クッソ!!!

なあ!! てめェもだ…デク!!

こっからだ!! 俺は…!! こっから…!! いいか!?

俺はここで1番になってやる(・・・・・)!!!

俺に勝つなんて、二度とねぇからな!! クソが!!」

スタスタと歩いていく勝己くんの後を追いかける

「爆、豪、少年!!」

オールマイトが勝己くんの肩を掴んだ

「言っとくけど…！自尊心ってのは大事なもんだ!!
キミは間違いなくプロになれる能力を持っている!!

キミはまだまだこれから…」

「放してくれよ、オールマイト。歩けねぇ
言われなくても!! 俺はあんたをも超えるヒーロになる！」

あれ

立ち直ってる

「いくぞ!!」

『う、うん…』

勝己くんの後をついていき、雄英を後にする

勝己くんの導火線に火がついた

だからといって、私がどうこうするわけでも、変わるわけでもない

やることは変わらず、ヒーローになる

そしてこの数日後、私たちは知ることになる

オールマイトが言っていた

真に賢しい敵の恐怖を

ー翌日ー

いつも通り起きて制服に着替えて、変わっている気配のない冥王のビブルカードを見てため息を吐く

あれから、何年経ったのだろう

向こうの日にちが知りたい

「レンちゃーん!! 朝ごはんできたわよー」

『はァい!!!』

朝ごはんを食べ終え、リュックを背負って勝己くんと一緒に電車に乗って雄英へ

雄英の門の前にはマスコミが押し寄せていた

行く人行く人にインタビューをしていた

「オールマイト…あれ!? キミ、「ヘドロ」の時の!!」

「やめろ」

1年前ぐらいの話なのに、まだ覚えてられるなんて最悪だろうね

「昨日の戦闘訓練、お疲れ。Vと成績見させてもらった

爆豪

お前もうガキみてえなまねするな。能力はあるんだから」

「……わかってる」

「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。
いつまでも、「できないから仕方ない」じゃ通さねえぞ

俺は同じこというのが嫌いだ。それ(・・)さえクリアすればやれることは多い。焦れよ、緑谷」

「っはい！」