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こちらを見るソイツに、シエルがセバスチャンを呼ぼうとした時、私たちの口が塞がれた
「動くな」
恐ろしく冷たく、それでいて何を考えているのかわからない無の表情
「おーい、ドール〜〜〜〜。ドール、何してんだ？」
呼ばれて、私とシエルはバレたらと思うと体がビクリと大きく反応した
「スネーク!!」
2人「!!」
スネークは蛇使い
毒蛇を使って噛まれたら………！
「毒蛇がウロついてた」
「うわッ」
「あんまり外をウロウロさせるなって言ってるだろう」
「ちゃんと部屋入れとけよッ」
物陰で息を潜め、何処かに行くのを待つことになる
くるりとドールと呼ばれた奴は、こちらに振り返る
「こっちだ」
2人「!?」
「急げ」
腕を引かれ、ドールの後についていく
「そのロープに触るなよ」
クネクネと曲がったり四つん這いになって進んだりと、体がすでにクタクタだ
「ここまで来れば大丈夫だ」
「なんで助けて…」
コホッ、と小さく咳をする
「まだわからないのか。オレだよ、オレ！」
2人「あ……」
「ソバカス…!?」
頭にかぶっていた花の帽子のようなものを取り、見えたのは同室のそばかすだった
「男で…その格好…!?」
引いているシエルを無視して、そばかすは「お前失礼なヤツだな！」と叫んだ
「れっきとした乙女だっての。ホレ」
ふにゅん、と自分の胸にシエルの手を合わせたそばかす
ズサァッとのけぞり、私の腕に絡み付きながら顔を真っ赤にさせる
「ついでに下も確かめてみるか？」
「結構ですッ!!」
こんなに慌てるシエル、久しぶりに見たかもしれない…
「で？お前らはどうしてあんな所にいたんだよ？
毒蛇の話、ジョーカーの兄貴から聞いてたんだろ？」
「それは…」
とりあえず、ここは物取りを装うしかないか
私はシエルに口裏を合わせるように、コツン、とかかとを鳴らした
シエルも分かったのか、コツンと鳴らす
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サッカーバカ(プロフ) - ベルモットさん» 私もサーカス編書くのが楽しみです！特にヒロインと葬儀屋に関してはシエルと同じようにしていきます。最新刊のお話にたどり着けるよう頑張ります（このシリーズ、長くなりそうな気もしてきました） (2019年8月21日 6時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。次は箱船サーカス編ですよね。楽しみにしています。夢主と葬儀屋に特別な関係性とかってありますか？ (2019年8月20日 10時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月26日 10時
