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「あいつを探ってみる価値はありそうだな。セバスチャン」
「こーら、何してんだスマイル、エンジェル！ブラックに負けねーよーに練習練習!!」
「はっ、はい…」
ずりずりと引きずられながら、ナイフ投げに色々と教わった
「あれ、あいつらどこいったんだ」
『あ、探して来ます。行こう、スマイル』
「あぁ…」
「んじゃ、頼んだぜ」
テントの外に出てみれば、セバスチャンと死神が対峙していた
「おい！あの煩いナイフ投げが呼んでる」
「そんな高級品には見えませんが…まったく悪魔というのは…」
「お前。ここでその呼び方はよせ
サーカスの連中に不審がられたらどうしてくれる。
さっきは冗談で済んだからいいようなものの…人間の中に溶け込めないとはあの下品な死神以下だな」
『(ｸｽｯ』
嘲笑うようにして笑ってやる
「全くです。私共も貴方の仕事をお邪魔しませんので、こちらの仕事も邪魔しないで頂きましょうか」
「ありがたい。こちらとしては貴方がたなど視界に入れたくも無いので」
「丁度いい。では、今後一切お互いに干渉しないということで決まりだな」
(全く…争いごとがまた増えた)
面倒なことには、巻き込まれたくない
「では、スマイル、エンジェル。飼い犬の手綱をしっかり握っているよう頼みます」
「満足に潜入もできないメガネに言われたくないな」
「メガネではありません、スーツです」
「行くぞ、セバスチャン、アニエス」
「は」
『えぇ』
今日のサーカスが終わったのか、ジョーカーが元気にやってきた
「それではお待ちかね〜。新人の部屋割り発表どすえ〜」
「はい…(ｽﾞｰﾝ」
「なんやスマイル、元気ないで〜。スマイルスマイル！」
「は…ハイ…」
(思った以上に訓練がきついな…)
「厳正なるあみだくじの結果、スマイルとエンジェルは8番テント、ルームメイトはこいつ」
にこりと笑った男の子に、軽く会釈する
いきなり他人と同室はやりづらいな…
「ブラックは9番テント」
「!!? セバ…ブラックと僕たちは同室じゃないんですか!?」
「うん？」
「あははは、スマイルはホントブラックにべったりだな〜」
「そ、そういう意味じゃなくて」
「そろそろ自立しろよ」
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サッカーバカ(プロフ) - ベルモットさん» 私もサーカス編書くのが楽しみです！特にヒロインと葬儀屋に関してはシエルと同じようにしていきます。最新刊のお話にたどり着けるよう頑張ります（このシリーズ、長くなりそうな気もしてきました） (2019年8月21日 6時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。次は箱船サーカス編ですよね。楽しみにしています。夢主と葬儀屋に特別な関係性とかってありますか？ (2019年8月20日 10時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月26日 10時
