23話 事件の報酬 ページ13
ー2日後ー
「坊ちゃん、お嬢様、お目覚めの時間ですよ」
シャッとカーテンが開けられ、眩しい光が差し込んでくる
「本日はハロッズのホワイト・ダージリンを」
バサッと新聞を広げながら、セバスチャンの淹れたお茶を飲む
「やはり本邸は落ち着くな」
「それはようございました」
『ふぁ…はふ…』
テキパキと支度を済ませ、左目に眼帯をつける
「本日のご予定ですが、午前中はまず新商品の企画書のご確認を。新しく立ち上げた食品部門からヒンドスターニー・レストランの建設費用の見積もりも届いております
午後はピアノレッスンにブライト夫人が、フランス語のレッスンにロドキン夫人がお見えになります
夕方6時過ぎには
『ああ、この間の
「はい。本日のおやつは何に…」
と、何かが思い切り駆けて来る音がする
「シエル!! アニエス!! あの四角い箱はなんだ!? 中に人がいるぞ!? さっきは
大興奮するソーマに、シエルは低血圧な顔で「あー、五月蝿い」と言う
「朝から大声で騒ぐな、大体！お前らはいつになったらインドに帰るんだ!!?」
「帰る？何言ってるんだ、俺はお前たちのために英国に残ってるんじゃないか！」
はあ!?
「俺がいい男になるって言った時、口だけならなんとでも言えると言っただろ？
だから本当にいい男になったところをお前たちに見せてやろうと思ってな」
「そんっ」
「王子〜、王〜子〜〜〜〜。やはりシエル様とアニエス様のところでしたか
お部屋にいらっしゃらなかったので、どちらへ行かれたのかと」
「おい、部屋ってなんだ。僕はお前らが住み着くのを許した覚えは…」
「そんなことより、あの四角い箱の仕組みはどうなってるんだ？」
「だから!!」
『やれやれ…』
「人の話を聞けーーーーっ!!」
今日の仕事は、ほとんどがシエルのものなので私は自由に遊ぶとしようか
コートを着ると、フィニが庭掃除をしているのでそちらへ向かった
「ああーーーーッ、折っちゃった!!」
フィニの馬鹿力も、困ったものだな……
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サッカーバカ(プロフ) - ベルモットさん» 私もサーカス編書くのが楽しみです！特にヒロインと葬儀屋に関してはシエルと同じようにしていきます。最新刊のお話にたどり着けるよう頑張ります（このシリーズ、長くなりそうな気もしてきました） (2019年8月21日 6時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。次は箱船サーカス編ですよね。楽しみにしています。夢主と葬儀屋に特別な関係性とかってありますか？ (2019年8月20日 10時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月26日 10時
