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「エース、取ってこいよ」
「はァ!!?」
「だって取ったのお前だろ？」
「ぐっ……」
渋々とエースくんはぐちぐちと言いながら、どこかへ歩いていく
「待ってる間、おれと話そうぜ」
『う、うん』
近くにある岩場に腰掛け、エースくんが来るまで待つ
「ティラは何歳なんだ？」
『10歳だよ』
「じゃあ、おれたちと同じ年か」
『サボくんたちも10歳なの？』
「ああ」
にひひひ、と笑うサボくん
「あ、エース！」
「コレだろ」
と、ポイッと投げられた髪留め
『コレ!! ありがとう〜!!!』
「よかったなティラ」
『うんっ!! エースくん、持っててくれてありがとう!!!』
「お、おぅ……」
エースside
髪留めを自分の髪につけている女
「よかったな、盗っ人扱いされなくて」
「ふん。海賊貯金が減ったんだぞ。さっさと稼ぎに行くぞ」
「怪我してるティラを置いていくつもりかよ!!!」
「じゃあ、どうしろってんだよ」
「見張りさせればいいじゃねェか」
「はァ!!?」
当然だ、とでも言いたげなサボに「冗談じゃねェ」と怒鳴る
「見ず知らずの女におれたちの海賊貯金を見張らせてどうするんだよ!!?
全部盗まれたら、おれたちの稼ぎ全部持ってかれたらどうすんだよ!!!」
「あのなァ、怪我した女の子がこんな猛獣のいる森にいたら一瞬でパクッとだぞ？
それに、そんなことになればエースのせいになるし」
「山賊んとこに戻せばいいだろ!!?」
「二度手間だぞ？」
「るっせェ!!!」
チラリと女を見れば、こっちをキョトンと見ていた
「何見てんだよ!!!」
『え、あ、ごめんなさい』
「おい、エース。お前初対面に対してその態度は」
「うるせェ!!! おれは先に行くからな!!!」
「あ、おい！」
サボを放っておれは街へ向かった
ティラside
怒鳴って走っていったエースくんを見送る
「ごめんな、エース初めて会う奴にはあんな感じなんだ」
『ううん。気にしてないよ』
「まァ、あいつにも色々あるからさ」
『色々？』
「うん。あんまり気にしなくていいからな
本気で言ってるわけじゃねェから」
『うん』
サボくんもエースくんと一緒に行きたいんだろうなァ
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サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
