1-4 ページ14
ティラside
『海賊、かァ』
エースくんの様子を見に行ったサボくんを見送り、私は森を歩きながらそう呟いた
海賊は悪魔だ
海軍も…
『海賊なんて…………。大っ嫌いだ……………!!!』
.
．
「ティラは？」
「それが、部屋に戻るなりなんか寝込んじまって」
「寝込んだァ？風邪でも引いたのかい」
「それが、何もないって言って布団から出てこないんです」
「まァ、飯は置いといてやりな」
「へい」
.
ﾑｸｯ
『プハッ!!』
布団から頭を出した後、また息を吐いた
『とりあえず、まだこの国の見取り図と…手に入れないと』
布団から抜け出した後、私は窓から家を出た
歩いてペンと紙を使って地形を描いていく
『ここが、こうなってて』
暗いなァ…。灯ぐらい持ってくればよかったかなァ
エースside
「またティラ寝込んでるのかい」
「はい、聞いても大丈夫としか言わなくて…」
「この国に来て日も浅いからねェ…。疲れが溜まってんだろうね…」
寝込んでる？
あいつが？
朝の早くから起きては家のことやらダダンから指示されたことをやってのけてるのに…？
なんか、あるな
ｶﾀﾝ…
「？」
物音がして寝泊まりしている部屋を静かに覗けば、あいつが窓から出入りしていた
『よっ、と!! よし、今日はどっちの方向に……………』
(何してんだ、あいつ)
ポケットから紙とペンを出したあいつは、森の中に姿を消した
戻ってきたのは、それから1時間後だった
何事もなく、静かに窓から入って布団をかぶって眠る
それが毎日続いていた
「ティラ〜〜〜〜」
『はーーーい!!!』
ダダンに呼ばれたティラは、急いで出て行った
おれはあいつが使っている机の上にあるものを見た
それは、この国の地形が描かれた地図だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
