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シャンクスさんが、ルフィを航海に連れていってくれない理由
海の苛酷さ、己の非力さ
なにより、シャンクスさんという男の偉大さをルフィは知った
こんな男にいつかなりたいと心から思ったらしい
「えぇっ!!」
『この船出でもうこの町へは帰ってこないって本当!?』
船出の準備をする中、村の人から聞いたことをシャンクスさんに確かめた
「ああ。ずいぶん長い拠点だった。ついにお別れだな。悲しいだろ」
「うん。まあ、悲しいけどね
もう連れてけなんて言わねえよ！自分でなることにしたんだ、海賊には」
「どうせ連れてってやんねーよー」
『最後の最後まで…』
ルフィをからかうのをやめないシャンクスさんって、やっぱり子どもっぽい
「お前なんかが海賊になれるか!!!」
「なる!!! おれはいつか、この一味にも負けない仲間を集めて!! 世界一の財宝を見つけて!!! 海賊王になってやる!!!」
『！』
「ほう…!! おれたちを超えるのか」
豪語したルフィに、シャンクスさんはゆっくりと歩み寄ってきた
バカにされる、そう思っているルフィは顔を硬らせながらじっとシャンクスさんを見つめた
「…………じゃあ…。この帽子を、お前に預ける」
「！」
「おれの大切な帽子だ」
「………………………………!!」
ずっとかぶっていた麦わら帽子を、ルフィの頭に乗せた
「いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな」
シャンクスさんにそう言われたルフィは、帽子のツバを掴んで涙を流した
「錨を上げろォ!!! 帆をはれ!!! 出発だ!!!」
こうして、陽気で偉大な海賊・シャンクスさんは旅立っていった
『行っちゃったね…』
「うん」
ずびっと鼻をすすりながら、まだ泣いているルフィ
『これから、静かになるね』
「うん」
『未来の海賊王になるんでしょ？もう泣いてちゃだめだよ』
「！」
ゴシゴシとルフィの涙を拭うと、「うんっ」とコクコクと頷く
「なァ、ティラ」
『ん？』
「おれ、なれるかな。海賊王」
『なれるよ。ルフィなら』
「ホントか!!?」
『うん。だって』
“海賊は自由なんだから”
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サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
