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「あ、シエル」
「サボ」
「よかったァ、セレナ探してんだけど」
「今会わない方がいいぞ」
「え、なんでだよ？」
どうせ、マーナとのことを報告するつもりだろう
させるかよ
「てめェにはがっかりさせらるよ」
「なんだよ、いきなり」
「そーーーんなにマーナがいいなら、せいぜい好きなようにしろよ。セレナちゃんは、お前みたいな奴には似合わない」
「…は？」
「いいか？もし、セレナちゃんの心を抉るようなことを言ってみろ。てめェのこと、殺してやる」
心優しくて自分よりも他人を優先するあんな可愛い子を、お前は選ばずにマーナを選んだ
許さない
「せいぜい罵倒されるといいよ。自分の行いを、いつか後悔することになるんだからな」
おれはそう吐き捨てて、部屋へ戻った
サボside
シエルにキツイことを言われたが、セレナの元へ
甲板に出れば、船首の方にいて歌を歌っていた
『ビンクスの酒を届けにゆくよ、海風気任せ波任せ』
あれ？
あの歌、どっかで聞いたこと……
『潮の向こうで夕日も騒ぐ』
“空にゃ輪をかく鳥の唄”
“ーーー、その唄なんなんだ？”
“お父さんやお母さんが昔歌ってた唄だよ”
なん、だ？
『総長さん？』
「ぁ…」
セレナが不思議そうにおれの顔を覗き込む
『どうかしたの？』
「い、いや…」
今の…一体
「あ、そうだ。セレナがいない間におれマーナと」
『付き合うことになったんでしょ？』
「あ、ああ…」
おめでとう、と微笑みながら言われた
『マーナと仲良くしてね』
「あ、ああ…」
なんだろう、セレナの顔
すげェ見てると、胸が締め付けられて苦しくなる
『絶対に、後悔しないで』
「……」
『絶対…』
「ああ」
セレナside
報告に来たサボを突き放すような言い方で、お祝いの言葉を述べた
突き放した言い方をしていないと、辛くなりそうだから
「セレナちゃん」
『んー？』
「本当にサボへお祝いの言葉述べたって？」
『……そうだよ』
「…文句の1つや2つ、言わなかったの？」
ドアの近くに立って私を見ているシエルくんがいた
『言ったところで事実は変わらないし、それで変わる事実でもない』
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ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんやっと任務中にだけどトラ君と再会できましたね、めっちゃ感動的な再会でした｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ (2019年7月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ぷぅさん» ヒロインの辛さは必ず報われると信じて書いております。どんなことがあっても、彼女なら乗り越えられます、だって今までだって辛いことを乗り越えられてきたから！！！！ (2019年7月7日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - まさか2人が朝までサボの部屋で寝てたなんて(゜ロ゜)マーナに触れてたそんな手で純粋な心を持ってるヒロインちゃんに触れないで(о｀Д´)＝⊃)`з)また暴言失礼しました(T_T) (2019年7月7日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - キャー、サボが記憶を取り戻したらシエルがサボを血祭りにしてやるって思ってるなんて恐ろしい ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ でも私もサボが記憶取り戻したら「記憶取り戻すの遅いんだよ(о｀Д´)＝⊃ωΦ）」って殴りたい(○｀ε´○)プンプン!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんのローの呼び方がトラ君だなんて可愛い呼び方(笑)( ´艸｀)大人になって再会した際にはその時もトラ君って呼ぶのかな？その時はローはヒロインちゃんに「ガキじゃないんだからトラ君じゃなくてローって呼べ」って怒られそう(笑)(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年6月17日 9時
