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「音駒は？どうなの？バレー部入った？」
『入ってない。進学に力入れようと思ってるし』
「ふぅん…てっきり、マネージャーすると思ってたのに」
『それも考えたけど、音駒の監督さん今いないんだよね』
「監督…前に言ってた猫又監督だっけ」
『そう…復帰してないっぽいから』
はむっ、とチョコレートパフェを食べる私に「ふーん」と興味のない京治がコーヒーを一口飲んでいる
「猫又監督が戻ってきたらバレー部入るの？」
『……盲点だった』
「だろうね…」
わぁ、そういうの考えてなかった
「で、戻るの？」
『どうだろ。音駒が強いのかわかんないし』
「夏は梟谷や森然、生川との合宿があるんだって」
『夏か〜…暑そ〜』
もう一口、パフェを食べる
「クラスは？」
『特に問題ないかも。あと、面白い子がいた』
「面白い子？」
『入学式にPSP持ってきてた』
「…曲者」
『でしょ？』
京治とのカフェ巡りも終わり、そのまま帰路に着く頃、前方から見慣れない赤いジャージと白いエナメルバッグが見えた
「音駒？」
『わかんの？』
「音駒のバレー部だよ。あの長身の人、2年生の黒尾さん。リードブロックがすごいんだよ」
『へぇ…』
「1年も何人かいるはず」
『ふーん』
「把握してないの？」
『まあ…』
「ふーん」
あまり乗り気ではない私に京治は同じ、ふーんを繰り返す
「……………」
「どーした、研磨？」
「………ううん、なんでもない」
ーーーーー
ーーー
ー
5月頭になり、やってくるのはゴールデンウィークという短期休暇
高校生部活勢は部活に勤しみ、帰宅部勢は自由な休みを満喫する中、私は今…宮城に来ている
『んー…やっぱり、宮城涼しい〜』
暑い日差しとまではいかないけど、照りつける日差しはポカポカとしている。日焼け止めいらずでキャリーケースをゴロゴロと引いて自然が豊かな宮城を歩いた
『けーーーい』
「うわっ…暑い」
『お久しぶりです、おばさん』
「久しぶりね、藍ちゃん」
ガラガラとドアを開けて中に入ると、丁度ダイニングに行こうとしていた蛍が嫌そうな顔をしてこちらを見ていた
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
