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カチカチとゲームを操作する孤爪は山本の主張など気にすることがない
「そんなんでゆらゆら歩いてたらみんな見るぞ！目立つぞ!!」
「!!?」
山本の「目立つぞ」という一言に孤爪はショックを受けたのか、異様なほどに顔を歪めていた
「……倉梨、おれ、目立つ？」
『えっ、あー…えー…多分、ホラー映画で出てくる主役級には…』
「!!?」
ふらぁ…とこちらに歩いて聞いて来た孤爪に目を逸らしながら言うと、孤爪はその日無言だった
「倉梨、あれは傷つけたと思うか？」
『…いや、どうだろ…』
ここ1週間で私、孤爪、山本の呼び方は変わった
互いに呼び捨てになった。福永は、前から呼び捨てだったけども
そして、翌日
『…えっ』
「…なに」
『金髪だ』
教室に入ってきた孤爪の頭がいきなり金髪になっていた。昨日まで、黒髪だったのに
「目立つって言うから」
『いや、髪の毛切ればいいって話で…』
ドサッと荷物を置いて椅子に座った孤爪に私は目をぱちくりとさせながら『でもなんで金髪？』と聞く
「なんとなく」
孤爪の頭が揺れるたびにキラキラとする金髪。なんとなく、本当になんとなく、手を伸ばした
ブリーチの割にはサラサラしてて、指通りはよくて、ケアしてないはずなのに、スルスルと通った
「え、なに」
『あ、ごめん。知り合いが金髪で、似てるな〜って…ごめん』
「別に、いいけど」
パッとすぐに手を離して謝ると、孤爪はすぐに顔を逸らした
髪の毛が揺れるたびにキラキラと輝く金髪。なんとなく、蛍を思い出した
ー部室ー
「…………………どした、お前。その…
「虎が目立つって言うから変えた」
「それは“切れ”って意味だったんじゃ」
「視界が広いと落ち着かないから着るのは無理…」
「でも、それいちいち根元染めんの大変だろ」
「いーよ、めんどくさいから放置で」
「じゃあ、“プリン”確定だな」
黒尾さんですら知らなかったのか、孤爪の突然の金髪に驚きを隠せておらず、すぐに面白がって頭を撫で始めた
「倉梨は、研磨の金髪に思うところでもあるのかな？」
『えっ、な、ないですよ』
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
