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『えっと…』
男子バレー部への部室へと歩きながらスマホを操作していると「うおっ！」と前方から驚く声がかけられた。顔を上げると、頬を染めた山本がいた
『あぁ、山本。今から部活？』
「う、ぁ…はいっ」
まだ制服の山本に『着替えるの？部室まで一緒でもいい？』と聞くと、無言で何度も頷いている
頑張って会話してくれようとしているのはいいけど、固すぎて全然わからん
『…ねぇ』
「はいっ!!」
『山本はなんでバレーしてるの？』
「エッ」
『…ごめん、変なこと言った。バレーしたいからしてるだけなのにね』
「う、うす…」
質問の意図を理解できていない山本にすぐに謝り、部室の中に入っていく山本に黒尾さんがいないか聞いた。すぐに黒尾さんが出て来て、先生から渡された資料を手渡し、自分も着替えるために更衣室へと向かった
「あ、藍〜！」
『千代』
「今日、バレー部の練習見に行ってもいい？」
『私はいいって言えないんだけど…黒尾さんに聞いてみたら？』
「う〜ん…」
『なに、どうしたの？』
「それがね…」
渋る千代に何があったのか聞くと、最近男バレのファンが練習を見に行きたいと殺到しているらしい
それらを黒尾さんはやんわりと断りながらさばいているらしいが、なんともタチの悪い奴らは多いらしく、私がマネージャーになったのをいいことに、千代に言い寄ってなんとか入れてもらおうとしているらしい
『うっわ…』
「めんどうでしょ〜」
『さっさと断ればいいじゃん』
「そうなんだけどさ〜…結構、キツイ子たちで」
『…なに、私に断れって言ってんの？』
「そういうんじゃないよ。藍が言ったら火に油注ぐだけじゃん」
『否定はしないけど、それで千代が疲れたら意味ないでしょ』
「うん、そうなんだけど…」
どうにかして断らないと〜。と、嘆く千代に小さく息を吐いて『わかった』と手を腰に当てる
「？」
『そいつらどこ？』
千代に無理やり案内させ、そのキツイ子たちのところへ向かった
すでに体育館入り口付近に立っており、バレー部の姿がないかと覗き込んでいた
学年は…あ、同学年か
『あの』
「「！」」
『そこ、邪魔なんですケド」
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
