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「いやあ、ありがとうね〜」
音駒バレー部勧誘のポスターを描く黒尾さん。どんな風がいいかと一緒に悩みながら描き上げ、部活勧誘の掲示のところに張り出した
「藍チャン、絵まで上手なのね」
『普通ですけど』
関節も曖昧な黒尾さんと孤爪、夜久さんを描いて出来上がったポスター
小学生の方がもっとマシな絵を描けると思う。これを見て、孤爪なんか「あ、うん…いいんじゃない、かな」と微妙な顔をしていたのだ
『今更ですけど、ポスターで人って寄ってきますかね』
「どうだろ。でも、寄ってくる寄ってこないよりも、やってみることが大事なんじゃないかな」
『………』
「何事もそうじゃない？テスト勉強だって、やってみないと解けない問題、解ける問題がわからないでしょ？
全部、それとおんなじだと思うんだよね」
少し先を歩く黒尾さんの背中はとても大きくて、便りのあるキャプテンに見える
実際には、キャプテンなのだが
「ねぇ、藍チャン」
『あ、はい』
「最近のバレーボールはどう？」
『…特に、別に』
「ぷっ、そうか〜！」
お腹を抱えて笑い始める黒尾さんに『え、変なこと言いましたか？』と聞くと「あー、いやいや〜！」と手を振りながら言われる
「今の顔、研磨にそっくりだったからさ」
『え、なんか…心外です』
「そこまでか」
笑うのをやめて再び歩き始めた黒尾さんは「まあ、バレーボールが面白いって思えるよう、俺も頑張りますかね」と言う
「なにを頑張るの？」
「うおっ！いたのかよ…」
「いちゃ悪いの？」
「イイエ」
いつの間にか背後にいた孤爪に『孤爪、いつからいたの？』と聞くと、孤爪はさっきからいたと答えてきた
さっきとはいつなのだろうか
「2人とも、何してるの？」
「部活のポスター張ってんだよ」
「ポスター？」
「この間見せただろ？あれ、4月も近いし、新年度に向けて部員増えるように」
「あー…あれか」
「お前さんの知り合いを勧誘してくれてもいいんだぜ？」
「やだよ、めんどくさい…っていうか、おれがまともに話せる友達いないの知ってるくせに」
「それもそうか。まあ、クラスメイトとは仲良くしときなさいよ」
「うるさいな…」
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
