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7-2 ページ38

ふふーん!と胸を張って笑っている彼に『じっと見てごめんなさい』と謝ると「別にいい」と根笑Tシャツを手に取りながら会計を始める












「あんたは何買うんだ?」

『エースの心得Tシャツです』

「藍チャン、センス独特ネ」

「いいな!俺もそっち買おうかな…」














子どものように言う彼に『倉梨藍です』と自己紹介をすると「星海光来だ。よろしくな」と言われる

















『星海さん、鴎台の1年ですよね?私、音駒の1年です』

「同い年か。なら、タメ語でいいな!」

『じゃ、光来でいい?』

「おう、いいぜ。えっと、倉梨藍だったな…じゃ、藍で」













元気に名前を呼んできた光来にびっくりしたものの『よろしく』と言う
















「音駒って言えば、東京か」

『うん』

「バレー部か?」

『友達が春高に出てるから応援で。バレー部は来年入部予定』

「へ〜。友達って?」

『梟谷』

「ふーん」















会計を済ませた光来のもとに「光来くん」と落ち着いた声が投げられた


















「そろそろ戻らないと怒られるよ」

「おう。じゃあな、藍」

『またね』










手を振って歩いていく光来を見送ると「藍チャン、フレンドリーだね〜」と黒尾さんが後ろから投げてくる。エースの心得Tシャツの会計を済ませて『そうでもないです』と言いながら袋に入ったシャツを見る















『憧れの存在に近しい存在なので』

「憧れ?」

『星海光来って、小さな巨人みたいな存在だって言われてるのは知ってますか?』

「うん、まあ」

『私は小さな巨人に憧れて、バレーボールをしてたんです』

「へ〜」

「意外…」

『まあ、小学校の間だけですけど』














観客席の方へ戻ると、梟谷の試合が始まるところだった
スタメンで京治と木兎さんが出ている。相変わらずノリに乗ると得点をどんどん取っていくけど、木兎さんが不調になると途端に点が取れなくなったりする












なんでも、木兎さんにはたくさんの弱点があるとか…
京治情報だけど



















「木兎、のせるとめんどくせぇからな…」

『そんなにですか?』

「そうそう。まあ、ブロックで止めちゃえばいいんだけどね〜」














黒い笑みとともに指をニギニギとする黒尾さんに『ははは…』と笑いながら視線を京治たちのいるコートへと向けた

7-3→←7話 春高



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- いつも楽しませてもらってます!4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません! (3月14日 23時) (レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー!すみません!ご指摘ありがとうございます!!また修正します!これからもよろしくお願いします! (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております!5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません! (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…!楽しみにしてます! (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2024年2月28日 9時

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