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「はァ…」
どうせ、気を利かせたつもりなんだろうけど、会話という会話が見つかるはずもない
黙り合ってから、数分がたった
(何話していいか、全っ然わかんねェ!!)
おれ、こんなに話し下手だったのか!!?
チラッとセレナを盗み見る
目を閉じて吹き抜ける風を感じているように、微笑んでいる
それが綺麗で、見ほれてしまって
『サボ？』
話しかけられたことなんて気付かなかった
セレナside
ルフィとエース、シエルくんがどこかに行ってしまった後、私とサボはその場に取り残された
風が吹き抜け、気持ちいいなァと思っていると、ふとサボの方を見る
ポーッとした顔で私を見てる
『サボ？』
声をかけてみても、サボの目の前を手で振ってみても全くの無反応
『サボ？』
今度は顔を近づけてみれば、サボはやっと気付いたのか大きな声を出して後ろへのけぞった
「セレナ…!!?」
『どうしたの、サボ？ずっと上の空だったよ？』
「え？そ、そうか？」
顔を赤くしたサボは、慌てて座り直した
「いきなりでかい声出してごめんな」
『ううん』
ばつが悪そうに謝ってくるサボに首を振れば、サボは眉を下げていた
「シエルが悪ィな」
『え？』
「なんか変なこと言ってたからさ」
『大丈夫だよ』
でも、シエルくんが1つ年上だったなんて思ってもみなかったけど
『サボのお友達は、私にとっては大切な人に入るもん』
「え……？」
『私ね、感謝してるんだよ？サボとエースとルフィに
故郷のことを話して、3人はそれを逆に一緒に背負って行くって言ってくれた。それが本当に嬉しかった』
同情されたって、みんなが帰ってくるわけでもない
1人で溜め込む必要がないって3人が教えてくれた
『だから、ありがとう。私と兄妹弟になってくれて』
「……。へへっ…」
照れ臭そうに笑うサボ
「それは、エースとルフィにも言っとけよな」
『うん』
大好きな兄妹弟
これからはずっと一緒にいられるんだ
私たちは絶対に絶対に、切れたりなんかしない強い絆で結ばれてるから
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サッカーバカ(プロフ) - コトナさん» 泣ける作品になれてよかったです！ (2019年8月17日 5時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
コトナ - この部分とっても泣きました。 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！だいぶ更新早いですが、よろしくお願いします (2019年5月22日 15時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！!今後も続きが楽しみです!! (2019年5月21日 2時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月20日 23時
