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エースも何度かおれを通して話したことがあったのを思い出したらしく、打ち解けるのは時間はかからなかった
『じゃあ、シエルくんはずっとゴミ山で？』
「うん」
木の幹に輪になって座り、シエルの話をする
「おれ、父ちゃんも母ちゃんも死んじゃってさ
とにかく、1人で生きていかなきゃいけないから、万引きや泥棒とか色々してたんだ」
「そうだったのか」
ルフィとセレナが真剣に話を聞く
「けど、サボに兄妹弟ができたなんて知らなかったよ!!」
「義理だって言ってるだろ？」
「義理でも何でもいいさ!!」
シエルは笑って「良かったな！」と言う
『シエルくんは今何歳？』
「おれは11、兄ちゃんは13なんだ」
『え、年上』
びっくりしたセレナは『ご、ごめんなさい』と謝る
「別にいいよ。敬語なんていらないよ
サボの兄妹弟なんだから、軽くでいいからさ」
サバサバとしているシエルに『そっか』と、安心したセレナ
「なァなァ、シエル」
「ん？」
「シエルは海賊になんのか？」
「海賊？」
「おう！」
「海賊かァ…。サボはなるのか？」
「え？」
シエルに聞かれるとセレナはキョトンとしたまま、シエルを見ていた
「おれはなるぜ。いつか海に出て本を書くんだ」
「じゃあ、おれも一緒に行く!!!」
「おいおい…。」
「けど」
シエルはギュッとセレナの腕に抱きつく
「おれはセレナちゃんを守るので、サボとは行けませーん」
「は？」
『え？』
この……っ!!!
「セレナはおれと海に出るんだ!!!」
『え？』
「お？」
「ん？」
「え？」
「あ」
墓穴掘った……
『どうして私と海に出るの？』
「え、あ、いや」
「サボ、もしかして…セレナちゃんのことが」
シエルが察したのか、ニンマリとした悪い顔になる
「そっか。サボ、アタックは大変そうだね」
シエルはにひひひっと笑って、「そっかそっか」と笑う
「エース、ルフィ、ちょっと遊びに行こうぜ」
「え？」
「そうだな」
何かを察したエースは、こちらを見ながらニヤニヤと笑う
「あ、おい！」
「セレナちゃん、サボのことよろしくね〜」
『え？あ、うん』
「お前ら、待てェ!!!」
すでにいなくなったアイツら
戻って来たら殴るか
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サッカーバカ(プロフ) - コトナさん» 泣ける作品になれてよかったです！ (2019年8月17日 5時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
コトナ - この部分とっても泣きました。 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！だいぶ更新早いですが、よろしくお願いします (2019年5月22日 15時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！!今後も続きが楽しみです!! (2019年5月21日 2時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月20日 23時
