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「行っといで。あたしはずっとアンタの味方だよ。
あんたがどんな人間になろうと、あたしはあんたが大好きだからね」
『ダダンさん……』
母親を亡くした私の、母親代わりとなってくれたダダンさん
育ててくれて、愛をくれて、叱ってくれて、気づかせてくれて
『ダダンさん、みんな。私も大好きです!!!』
感謝を込めて、いつかまた会いに来ます
その時は、ちゃんと兄妹弟全員で!!!
ーーーーー
ーーー
ー
『ごめん!!! 遅れちゃった!!!』
「遅ェぞ、セレナ!!!」
『ごめーん!!!』
海岸にはみんなが来ていて、もういつでも出航できる段階
小舟はエースと同じくらいの大きさ
「セレナちゃん、頑張ってね」
『マキノさん…はい！』
「ちゃんと伝えるのよ？」
『…はい』
マキノさんに、“だれか”とは言われたなかった
けど、わかってる
『ルフィ!!!』
「！」
『私とエースは先に行ってるわよ』
「ああ!!」
『……待ってるから、大きくなった姿で会おうね』
「おう!! 3年後、驚くぞ!!!」
『楽しみね』
トンッと小舟に乗り込み、振り返る
『皆さん、7年間という長い間本当にお世話になりました
本当にありがとう!!!』
「改まりすぎだって、セレナ」
「今更だぞ〜」
『フフフ…。だって、感謝しきれないんだもん』
ずっと家族としておいてくれて
ステキな思い出をくれて
エースに出会えて
サボに出会えて
ルフィに出会えて
みんなに出会えて
私は幸せだって思えた
プロミナル島から出た時、先のことなんて考えなかったけど
お母さんやお父さん、フィニ達の分まで
……サボの分まで
『じゃあ、行ってくる!!!』
「気をつけて行けよ〜!!!」
「しっかりなーー!!!」
「腹出して寝るなよー!!!」
「メシ食えよー!!!」
「病気になるなよー!!!」
船を出して、出航する
『ルフィ…必ず来てね…私もエースも、待ってるから』
胸元で揺れる銀色のハートのチャームが、シャランと綺麗な音を立てる
『行くよ』
見ててね、サボ、フィニ!!!
私は、海に出る
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サッカーバカ(プロフ) - コトナさん» 泣ける作品になれてよかったです！ (2019年8月17日 5時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
コトナ - この部分とっても泣きました。 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！だいぶ更新早いですが、よろしくお願いします (2019年5月22日 15時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！!今後も続きが楽しみです!! (2019年5月21日 2時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月20日 23時
