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「お父さん…」
「なんだ、サボ？」
「アイツと…セレナと、少しだけ話をさせてください」
「……2分だけだ」
サボ…
サボはこっちに急いで走ってきてくれる
『サボ!!!』
ギュッとサボに抱きつく
『行かないで…!! お父さん達みたいに、私の前からいなくならないで!!』
「ごめん、ごめん、セレナ」
『やだ、行かないで…!!!』
ポロポロと流れる私の涙
その涙はサボの服を濡らしていく
「いつか、絶対にまた逃げるから…。その時に、また会おう」
私の目尻に浮かぶ涙を親指の腹で優しくすくったサボ
すぐに立ち上がり、歩いていく
『やだァ…!!!』
手の届く距離なのに、足が動かない
『いやァァァァア!!!』
ーーーーー
ーーー
ー
「貴族に生まれるなんてことは、頑張って出来る事じゃねェ。
幸福の星の下に生まれるってことだ……!!
出来るモンなら、代わって貰いてェ
おれァ、貴族に生まれたかった」
ブルージャムのアジトに連れて行かれ、自分の話をするブルージャム
「評判の悪ガキ4人組の1人は…貴族だったわけか…。
「高町」からわざわざ“ゴミ山”をバカにするためにやって来るとは…、おめェらも内心見下されてたんだろうな」
「バカいえ!!! サボはそんな奴じゃねェ!!!」
「そうだ!! おれ達は兄妹弟なんだぞ!!!」
『エース、ルフィ』
怒鳴り散らす2人をなだめる
「…フフフ。ああ、そうかそりゃ悪かった…。
しかし…おめェら、もう奴に近づいたりしねェよな…
そうする気なら、今ここでお前らを殺しとかにゃならねェ
兄妹弟を想うなら……放っとくのが奴のためさ…」
違う
サボは、泣いてた
私たちと離れたくないんだって
「でもサボは、「高町」を嫌ってた!!」
「あいつの事は忘れてやりな。それが優しさってモンだ…、大人になりゃわかる」
(忘れたくなんか、ない)
そう、言いたいのに
言葉が喉で詰まる
「お前らとはポルシェーミの一件での因縁があるが…、アレはもういい。むしろ、強ェ奴は好きだ、歳は関係ねェ
今…人手が欲しいんだがおめェら、おれの仕事を手伝わねェか？」
『？』
仕事？
ブルージャムは何かの地図を取り出した
「これが、この“ゴミ山”、グレイ・ターミナルの地図だ
このバツ印に荷物を置いていく。それだけだ」
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サッカーバカ(プロフ) - コトナさん» 泣ける作品になれてよかったです！ (2019年8月17日 5時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
コトナ - この部分とっても泣きました。 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！だいぶ更新早いですが、よろしくお願いします (2019年5月22日 15時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！!今後も続きが楽しみです!! (2019年5月21日 2時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月20日 23時
